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マリンの強風さえも浦和から這い上がってきた男を祝福

9/23 ZOZOマリン ロッテ 6ー1 日本ハム  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

皆背番号9で臨んだ福浦引退試合。絶対に負けられない試合はあいにくのコンディションになった。初回の風速計の値を見ると、なんと「17」。かつて「15」で中止にしたことなかったっけ?でも、この風の強い球場で26年間頑張ってきた選手を送り出す日として、風の方も黙ってられなかったんだろう。
この風の中で投球のバランスを崩しているにも関わらず、石川はすぐに修正をかけられていた。一方、ファイターズ堀、2回から登板の西村の方は完全投壊。ホームアドバンテージが完全に出た試合にもなった。
そうはいっても風速17mなんて、ホームでも体験したことのないような風。その中で大きく曲がるようなカーブは殆ど使わず、真っすぐ・シンカーをど真ん中に投げて、そこから自然に動くことを計算に入れてピッチングを組み立てた石川はクレバーだった。カウントを悪くすることも無く、いつもに近いような投球が出来てしまった。堀や西村がストライクを入れることにも汲々としていたのと比べると、驚異的な対応力だった。堀の方も見ている限り、いつもより腕を横から振って、風の影響を最小限に抑えようという工夫はしていたように感じたが、それではどうにもならない位ボールを操れていなかった。堀はマリーンズ戦になると初回炎上するピッチャーだよなぁ…以前も1回にメッタ打ち食らってなかったっけ?

初回に怒涛の5者連続出塁で3点を奪い、2試合連続初回からマリーンズの流れになる試合が出来た。これで対ファイターズ戦9連勝!実はホークス以上の「お得意様」だった噂もある。最終対戦成績が14勝11敗。9連勝が始まる前までは5勝11敗なんで、むしろ「苦手」という印象が勝っていたけど、シーズン途中でこうも劇的に苦手から得意になるケースはレアだろう。一因に日程のいびつさがある。9連勝中のうち、最初の1勝は札幌ドームの今季最終試合。札幌ドームでの試合が7月に終わってしまうことによって、鬼門から解き放たれた。無論ファイターズがケガ人続出で前半戦とは別のチームになってしまった事が一番の要因なんでしょうが、それにしても札幌では勝てなかったのに、札幌がなくなった途端こうも勝てるようになるとは…札幌最終戦だって、「なんとか1勝出来た…」と、ほうほうの態で北海道から逃げ帰ってきた状態だったのに(笑)東京ドームは千葉県人にとってアウェイじゃないから。

福浦は7番DHで出場するも、4タコ。チームに迷惑をかけることを一番恐れる男としては、それが原因でCSを逃すようなことがあったら、いたたまれない気持ちでグラウンドを去らなければならなかったところ、後輩たちがよくサポートした。当初「クリーンアップ、フル出場で花道を」という報道も出ていたので、「それはやりすぎだろ…このCSがかかってる時期に」と思わなくもなかったんだけど、本人の意向か井口の妥協案か判らないけど「7番DH」というところに居てくれたおかげで大勢に影響を及ぼさなかった。
もっとも福浦といえば「3番ファースト」がこれぐらい似合う男もいない。野球人生後半はどちらかというと5番を打っていたことが多かったと思うが、「福浦=3番」のイメージが個人的には強い。井口が来たせいか?(笑)
セレモニーのビデオ送辞で今江も剛も自らの魔送球を何本も捌いてもらったことを一番感謝していたが、やはりマリーンズの内野といえば、
一塁・福浦 二塁・堀 三塁・初芝 遊撃・小坂
この個性あふれる四人が守ってるイメージが強いなぁ。メッセージを送っていた後輩たちの殆どが球界を去ったり、NPBを追われて独立リーグで頑張っていたりしている中、福浦は昨日まで現役を続けていた。一つの時代が終わったことを強烈に感じざるをえない日になった。
福浦選手、本当にお疲れさまでした。
あんたのファースト守備は世界一!
最後にそれも証明してもらいました。あんな打球が引退試合のラストに飛んでくるかね!?泥まみれの浦和から這い上がってきた男が、最後横っ飛び、綺麗なユニフォームをしっかり汚しての幕引きは素敵すぎました。
いや、この程度で締めるのもなんですが、福浦の思い出に関しては又オフにでもゆっくりと…

とにかく最終戦まで緊張感のある試合が出来ることとなった。今日負ければ相当厳しい。いや楽天だって相当厳しい。12球団で最初にオフに入っちゃうのか、それとも10月も野球をやっていられるのか…

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