大隣、悪コンディションにツキの無さも重なって、散る
大隣が投げているあたりと、終盤のみ視聴(終盤はBS-TBSの放送が終わっていたので、スマホでパリーグスペシャルの映像で)。
解説は多村だった。以前「数字に強い人だなぁ」と感心したことがあったけど、マリーンズの選手の情報にはかなり疎そう…藤岡の「内角が打てるようになれば率も上がってくるんじゃないでしょうか」って、根はそんな単純なもんじゃないだろう…今でこそ率では藤岡に劣ってるけど、バッティングの内容に関しては菅野の方が「まだいい」と思うぞ。
トライアウトの頃、大隣獲得に疑問を呈する声として
「下半身が使えていないので、球威が戻ってきていないし、今後もどうか…」
という評価があった。いい時の大隣のフォームは下半身に粘りがあった。ゆえにボールが低目に集まった。昨日の投球内容を見ていると、結局はそこなのかなと思ってしまった。
柳田に対して、内角のいいコースでストライクを2つ取って追い込んだんですよ。制球力は健在だなと思ったんだけど、肝心のウイニングショットが外角高目やや真ん中寄り、ギータの一番好きなところに行ってしまうのだから。実はこの時、1塁走者の今宮がスタートを切っていたんですよね。走者の動きに手元が狂ったのか、捕手の送球をアシストする気持ちが強まって高目に意識がいったのか、これがランエンドヒットの餌食になってしまい、しかも結果として最悪の先制2ランになってしまうとは…球威があればスタンドまでは運ばれない「状況」なはずなんですがね…。土が柔らかくなって、最後の踏ん張りも効かないマウンド状態だったのかもしれないが、相手投手も同様なコンディション。そこを言い訳にすることは出来ないだろう。
デスパイネの2ランは、もう擁護のしようもない、ド甘いボールを投げての当然の報い。それより内川の1997本目の安打にショックを受け(技ありの一打)、そのままの精神状態でボ~ッと投げてしまったのか。これも内川に「拾われる」理由があるはずだ。
2回の3失点も「ツキがない」と言えるものが多かったけど、結局は自分が蒔いた種。大隣の緊張感が他のプレイヤーに乗り移ったようにミスが連鎖し、悪コンディションを言い訳にしたくなるようなお粗末なプレーを我々ファンも見せ続けられた。大隣の状態が上がってきていないのに、予定通り投げさせた首脳陣の判断はどうだったのか?敗戦処理で4イニング放ったチェンを先発させた方が良かったんじゃないかと思わせる釈然としない試合になってしまった。結局「ホークス閥」の意向が強く働いた大隣先発強行で借金2に。勿論、他のピッチャーが投げていたとしても、バンデンハークとのマッチアップでは厳しかったかもしれない。強風雨の悪コンディションな試合を大隣に押し付けたと解釈すれば、収まらない気持ちが多少晴れるか?
いずれにせよ先発が瓦解しては試合にならない。西武のように派手に点を取れる打線ではないのだから、最低限の失点に食い止めてゲームを作ってくれないと、やりたい野球も出来ないというもの。「マクレ」るぐらいの点差に抑えてもらわないと。
果たして、涌井・石川に続くピッチャーが今年育つのか?ファンも我慢のしどころだ。
よく「今年は育成の年」なんて呑気なことを言っている人がいるが、強いチームなんかは「勝ちながら若手も育てている」わけだから、ただ人がいないからチャンスをもらって出続けていたロッテの若手より成長速度が早いんじゃないの?来年も再来年もず~っと育成育成と叫んで一生ロッテの優勝を見ることなく死を迎えるかもしれませんよ(笑)
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