今まで一番信じられなかった指標がチーム防御率。この試合が始まる前はリーグ最良だったが、終わると3位に後退。9連戦で中継ぎが疲弊しているツケがモロに出たゲームとなった。

月曜日の「谷間」は渡邉が投げることが決まっていた。まだ5回ぐらいまでしか投げていないピッチャーな訳だから、たとえ好投していても6回以降の投手が必要になってくるし、昨日のような「早期炎上」も計算に入れて「やり繰り」しておく必要性はあった。前6連戦の戦いぶりを見ていると「（通常通り）月曜日がお休み」というようなピッチャーの使い方をしていたので、まあ昨日の敗戦は必然の敗戦だったのかも。延長戦が想定外に多かったし、必要以上にピッチャーを使わないと仕方ない部分もあったので、しょうがない。

それにしても序盤の5点差を守れないのでは、お先真っ暗である。こういう状況のゲームだからこそ、取れればチームにも勢いがついてきて追撃の足掛かりになるものだが、ここまでが「精一杯」だった感が漂い始めた。キーマンの1番荻野を後半戦開始から何試合かまでは失いそうな雲行きにもなってきたので、代役（翔平になるのかな？）も含め、打線の組みなおしにも迫られる。昨日は久々に井上を4番に戻し、その部分は当たった。ただ高卒2年目の今井が投げている1回2回に5安打4四死球をもらったが、他の投手達からは7イニングを4安打1四球で1点も奪えなかった。いや西武も現状の勝ち継投の投手たちより、コッチ（佐野や平井）の方が安定しているんじゃないの？（笑）

ここを3つ取れれば「あるいは…」逆転優勝の芽も出てくる大事な初戦だったが、厳しい結果に終わった。西武も4連勝中で波に乗っている状態で当たってしまった不運もあったが、その勢いがついている打線に対して、実績のない投手をぶつけなければならない巡り合わせになってしまう事自体が現状の力関係なのかもしれない。それにしても5-0で5点差勝っているからって、「もっとZONEに投げ込め」というゼスチャーを送る田村のリードはどうだったんだろう…？押し出しを何個か出しても、低目に投げ続けなければならない投手があれで「エイ、ヤー」になってしまったのが残念だ。