岡と藤岡のトレード、共に新天地で「18」を背負うことは無かった…

振り返ればヤクミツル…あ、それはナイツのネタだった。
「振り返れば夏がいる」
昨日の京成花火ナイター中止になってしまいましたね。

一昨日、駆け込みで
藤岡貴裕 ⇔ 岡大海
のトレードが成立した。
「ヒロミ、よくてよ」なんて常に言ってたら、本当にヒロミが来ちゃったよー!藤岡のテニス打法を茶化すネタの時に出していたフレーズだけど、同姓の選手がそのヒロミの「お相手」に選ばれるとは…
こりゃ今年はネタ選びも慎重に行かんと(内取締役の「残業」ネタといい…)。
このトレードの第一感は「え?まだ右打ちの外野手獲るの?」であった。
荻野、清田、伊志嶺
一時期、俊足巧打系の右打者を立て続けに取って、更に岡まで加えるとは思ってもみなかった。マリーンズの泣き所の一つに
「左バッターの外野手不足」
があると思う。勿論、角中という素晴らしい選手はいるけど、後に続く左の外野手が、まだいない。なので、こういった形で獲るなら左打者しかないなと思っていたんだが。

岡って、栗山監督の期待値が物凄く高い選手だったじゃないですか。だからまさか出すとは思わなかった。背番号「18」もらったのだって昨年の話ですよね?出血覚悟で放出して、さして活躍していない、岡より年齢の高い投手を獲得するとは思わなかった。
でも、あのシビアなファイターズがこのトレードに踏み切るという事は、
・藤岡に再生の余地あり
・岡は案外使えない選手という烙印を押した
の2つの理由が考えられる。
近年ほとんど活躍していなかった藤岡だが、データ解析すると化ける要素があるんじゃないかと。たとえば「回転数」が高いとか。アメリカのようなスカウテイングでトレードを実行に移したのかも。
旭川で試合を見ていて(2015年)岡が途中出場してきた時、お隣に座っていたファイターズファンが、
「オレ、岡、嫌いなんだよね…頭が悪い」
と言っていたのは覚えている。いい選手だなぁ…とプロ入りしてきた時からずっと思っていた俺は、ファンからそんな評価を貰っていることに衝撃を受けた。この発言の主は札幌から旭川まで「遠征」してくるようなファンの方でした。
ただ、こういう印象を持つ気持ちも凄く判る。たしかにそういう系統の「ミス」をよく見かけた覚えも…。能力を活かしきれていないのも、野球頭の問題もあるかもしれない。
でもZONEに入った時の岡は魅力的に映る。2016年のファイターズ逆転優勝の立役者の一人でしょ。あの年は大谷翔平が途中から投げられなくなって夏場打者に専任していた事と、岡が途中から1軍に合流して、鬼神のように打ちまくった事が大きかったような気がする。大田の加入で完全に立ち位置を失っていたが、その大田がケガで離脱した今、再びチャンスが巡ってくると思ったんだが…清宮の成長には「邪魔」な存在と判断したのか?それにしても一昨年あれだけ活躍した選手を「ポイ」と捨てるファイターズに恐ろしさを感じる…。

岡大海は明大入学時は投手だった。同期入学の現マリーンズの関谷に「同僚にものすごい速い球を投げる投手がいて、自信を失いかけた」とまで言わしめた投手が、岡大海その人なのである。2年までは投手をつとめ、3年から野手転向。そして関谷より早くプロ入りに漕ぎつけた。
投手と野手の違いこそあれ、背番号「18」を背負った者同士のトレード。珍しい。
でも、それぞれ新天地で「18」のユニフォームに袖を通すことは無かった…
共に活躍して、
「このトレード良かったね」
って言われることに期待している!

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