釧路、真昼の惨劇【石川0回2/3で降板】
開幕前、遠征に行こうかとも考えていた釧路での試合。
3年前訪れて気に入った街。翌日旭川でファイターズ対マリーンズ戦があったので7時間かけてバスで移動。
途中、層雲峡も望めるアグレッシブなルートで、ほぼず~っと山道をグルグル回っているような感覚だった。
昨日の試合は1~3回表まで視聴して出かけた。
なので石川オン・ザ・ステージは全部見た。そこまで悪いようにも見えなかったが、肩痛めているんだね…今までに無い痛みと言ってるのは気になる。ジョニーのような事にならなければいいが…。
確かに真っすぐが殆ど浮いていて制御不能状態に陥っていた。そこで左バッター相手にはシンカーを多投し、そこそこいいコースでカウントを取れるんだ。ところが肝心なところで甘くなる。走者一掃打を放たれたアルシアに対しては、追い込むまでは打たれる雰囲気無かったんだけどな。そこからは不運の数珠つなぎ。ポテンヒットを連発され、塁を埋められると、内野手の拙守系安打のオンパ(またかよ、奨吾…)。とうとうファイターズにヒット11本を浴びて1回持たなかった。
歴史的惨劇を目撃した。1イニング被安打11は1986年の横浜・高橋一彦(懐かスゥイー)以来32年ぶりの「怪挙」。初回だったかは判らないが、初回の惨劇で俺の記憶に残っているのは、新人で22勝を挙げて旋風を巻き起こした木田勇が、ファイターズから横浜に移籍した後「初回に4被弾」してKOされた試合。いずれも横浜「ホエールズ」絡み。
中田に先制タイムリーを打たれた後、1死1,2塁からレアードにライト前に落とされるのだが、この時ライトがイージーフライに見せかける「トリックプレー(演技)」をしたおかげで、2塁走者松本がスタートを切れず躊躇したため、ホームに還れなかった。このプレーは大きいと思った。
「ここを1点で凌げれば、あのプレーが更に効いてくる。平沢も出来るようになったじゃないか!」
と平沢の成長を喜んでいたのだが、次の打者アルシアにレフトの頭を越され、レフトがクッションを誤ったこともあり走者一掃打になってしまった(一塁走者レアードの回り込み方が巧かったというのもあるが)。
「なんだよ、ライトの隠れたファインを帳消しにするなよ…」
とレフトは誰が守っているのか、よ~く見ると平沢だった…。
昨日の試合は
ライト・岡 レフト・平沢
だったのである。いやここのところずっと平沢がライトに入っていたので勝手にライト平沢だと思っておりました。
やっぱりファイターズ出身の選手でしたか、あのクレバーなプレーは…稲葉現侍ジャパン監督がよ~く、このテのプレーを見せていたことを思い出しました。
いやマリーンズの外野手連中も頭の上を越されそうな当たりには、そういうトリックも挟みこめるんでしょうが、二塁手との間に落ちそうな当たりに、グラブを上にかざすことが出来る余裕はないですよね。だって…
テンパっちゃう、奨吾が凄い勢いで獲りに来るんだもん~
そりゃ「エースを狙え」じゃなくて、「だって涙が出ちゃう、女の子だもん」の「アタックNo.1」だろ!
あの状況であのプレーが飛び出すのは、的確な状況判断が出来る精神的「準備」も完璧な事が伺える。その岡ヒロミは第1打席「幻の移籍後初安打」を放った。2死1塁でショートへの深い当たりを放ったんだが、中島が取って反転して2塁封殺。おそらく1塁に走者がいないと内野安打になっていたはずの打球。確か岡って、昨年のデータでは、
荻野と並んで1塁到達スピードが右打者最速(4.0秒だったかな?)
だったと思う。荻野の代わりが十分つとまるだけの「スピード」はある。
ヒロミ、よくてよ(やっぱり最後はそれ?)。
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