2対10の2得点が途中出場無安打の細谷という怪ゲーム
2日の試合は福岡からの帰葉中の移動につき未見。
3日の試合についての感想(1日の現地観戦ゲームについては、もうちょっと待って…)
大隣の引退顔見せ興業となり、思い出の地のマウンドを踏ませてあげる粋な計らい。
空気を読まない上林にあっさりヒットを打たれ、大隣はマウンドから去った。その後を継いだ酒居が初回に4失点…安田の送球エラーが痛かったというものの、初回から37球を要し、もうちょっと踏ん張ってほしかったというのが正直なところ。2回以降立ち直りの兆しを見せるも、5回裏に1死満塁から松田にタイムリーを浴びたところで降板。
その後、東條ーチェンー西野ー高野とつないで、東條が酒居が残した走者2人をホームに返し、次の回チェンが3失点して、一方的ゲームなのに更に追加点を許すヒドイ試合になった。
これだけの失点を食らったんだけど、打たれた安打は10本とそれ程多くなかった。で、そんなに甘いコースではないところに投げているのに打たれるんだよね…
反対にマリーンズ打線は速球派サブマリンに4回1安打に抑えられるのは百歩譲って「最初は難しい」と受容するにしても、5回6回の二保、7回8回の寺原といった「両敗戦処理投手」から、それぞれ1点づつしか奪えない所が弱い。彼らは決していいコースに投げている訳じゃないんだけど、甘いボールを捉え損ね、アバウトなコースに投げ込まれる真っすぐに対しては振り遅れる…粘って難しいボールをヒットするホークス打線と対極にあるような打撃になってしまった。不思議なことに2点とも、無死から打席に立った細谷がフォアボールを選びホームに還ってきたもの。後半から出場した無安打の打者にだけ2得点が記録され、チームとしてはその2点に終わるって、結構「珍事」じゃないだろうか?
2得点に終わってしまった要因を突き詰めると「まずい走塁」が挙げられる。これをシーズン序盤は「積極的な走塁」なんて持ち上げていたんだろうなぁ…マズい方向にブレてないというか…まず、3回チーム初安打を放った大地が2進後、田村のセンターフライでタッチアップで3塁を陥れようとするも、柳田からの送球を受けて楽々アウト。4点差で負けているという状況を考えると、そこまで冒険する必要があったのか?いや全然ないね。
同様に6回表に1死満塁からアジャがライトへタイムリーを放つと、2塁走者の菅野もホームを狙い、上林のアームの前に楽々タッチアウト。これまた0-7から1点返したタイミングで本塁憤死するのだから「早く試合を終わらせたい人たちなのか?」と疑ってしまうほどの暴走だ。菅野のセルフジャッジなのか、3塁コーチがオテテグルグルしていたのかは知らんけど。「外野手の肩の強さが頭に入っているのか?」「そもそも無理に次の塁を伺う試合展開なのか?」プロの選手に対して、こんな疑いを持ってしまうのは失礼なんだが、シーズン終盤こんなシーンばっかり見させられている気がしている。
1日の試合を現地で見ている時、ホークスの柳田が同様な走塁をしていたんですよ。「そこ走っちゃマズいだろ。なんで、この点差の3塁走者がそんなにデカいリードを取るの?」と見ている限り、状況を無視したような「走り」を見せていた。エムラーの「ポロ」を見逃さず3塁を陥れた9回の走塁の後、3塁走者で大きなリードを取っていたの。ここでピックオフプレーで死んだら笑いものなんだけど、マリーンズバッテリーがそういった仕掛けをしてこないと見切っているのか、随分と自由にやられていた。
マリーンズは走塁改革の前に、こういったナメた走塁をする奴に対してガツンと鉄槌を下すような仕返しが出来ないものか?その仕返しの一環として、点差を離される試合展開になっても次の塁を伺っているのか?「やられたら、やり返す」の精神は素晴らしいけど「返り討ち」に合ってるんだよな…ホークスとの差を埋めるには、精神的優位に立てるような野球を展開しないと厳しい。こちらが甘いボールを打ち損じ、あちらに難しいボールをヒットされるのも、結局は「そこ」なのかと。
シバのバッティング解説、好きなんだよねー。やっぱグラシアルのバットの出し方を評価していた。キューバ勢って、結構基本に忠実で理想的なスイングする奴が多いんだよね(さて藤岡クン)。
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