金沢の引退試合で福澤の引退試合を思い出す

10/4 ZOZOマリン ロッテ 3ー6西武  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

金沢岳の引退試合となったこの試合を見て思い出したのは、福澤の引退試合(2003年)。福澤も(暴君の台頭もあり)その年全く1軍に上がれず、引退試合のためだけに昇格してきた。
共に「控え捕手」というポジションで、「引退試合を催す必要があるのか…」と正直思った。福澤の時は紙吹雪も舞って、引退スピーチもあったけど、金沢のはその辺控え目だった。共に選手としての実績は失礼ながら殆ど無いけど、ロッテ一筋に10何年も居られたことは何か見所があったのでしょう。お疲れさまでした。

その金沢は6回に代打として登場した後、7回8回とマスクをかぶり、8回裏の自身2打席目を最終打席として退いた。西野と組んだ7回表、意表を突く内角勝負で2つ程見逃し三振を奪ったことが印象的だった。
試合の方は有吉が先週の楽天戦に引き続き、先発の仕事を果たせなかった。6回5失点の次は5回6失点か…後を受けたプロ初登板の永野は、スコアリングポジションに走者を背負うピンチで秋山を打ち取ったことは自信につながる部分があった反面、2つの四球を出してしまうという課題も見せた。ここは田村が鬼スローで盗塁を企てた金子を刺し、永野を救う。この時塁上にいた源田、金子は共に30以上盗塁を決めているが、盗塁王争いからは既に脱落していて、盗塁王は西川か奨吾に絞られてきた。その奨吾は4打席目まで外野フライを上げまくり出塁できなかったが、5打席目に待望の内野安打で塁に出ることが出来た。出来たが…ショートの名手・源田が珍しく1塁に悪送球して、渋々奨吾は2塁へ(笑)これ、2塁へ行けるのに1塁で止まったら、さすがに批判の対象になるか?解説のジョニーが二塁に進んだ後、二死となった角中の打席の時に、三盗の可能性について言及していた。サードの山田が打者角中を見越して三遊間寄りに詰めていて、サードベースに入るタイミングが遅れやすいので(盗塁するのも)面白いんじゃないかと。

結局、奨吾の盗塁も増えず、チームも再三の満塁機を逸しホーム11連敗。安田が1打席目に長打を放ったことと、2打席目に粘ってセンター前に運んだことが収穫か。ホームランバッターと思えない器用な対応で、「率も残せるんじゃないか?」という期待を持たせる打席でした。また、いい感じでバットが内側から出てるんだ、これが。

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