「初球から打つ」消え失せる球数信者達
昨日の試合は見ておらず、帰宅後結果を知りました。4本の本塁打で7対3で快勝…ですか。
積極性が売り物の加藤翔平が2打席連続初球を叩いてのホームラン。これで既にキャリアハイとなる一昨年の5本に「あと1本」と迫ってしまいました。前日の中村奨吾も千賀からの「2打席連続初球本塁打」でした。
行木効果が「プホ効果」以上のものであることが立証されつつありますが(つーかプホの名前を覚えている、いや知ってるロッテファンも少なくなってるか)、
「 球種の多い投手でも初球の入りは甘くなりやすく、狙いが明確であれば打てる可能性が高まる。」
というような指示を受けているらしく、 初球攻撃が推奨されているようです。これこれ。私がこのブログで口酸っぱく数年来言い続けてきたこと。マリーンズの打撃が湿り続け点が取れない日々が続くと「もっと相手に球数を投げさせなければダメ」的な意見が大勢を占め、またぞろ球数信者が現れるものです。まったくもって結果論でしかないと、ずっと私は主張して参りました。
むろん球場が狭くなったため、こういう戦略を取りやすくなった部分もあるでしょうが、現状ラグーンやテラスにすいこまれる打球より、そのままスタンドに「イン」している正真正銘(?)のホームランの方が断然多い。つまりラグーンのなかった昨年まででも、充分通用した戦略だったと思うのです。
無論それを支えるのは「正確なデータ」で、どういう局面でどういうカウントの稼ぎ方をしてくる、といった各個の投手のデータが欠乏していては実行しづらい部分もあるので、ようやくマリーンズも「正しいデータの集め方」が出来る実行部隊を揃えることが出来たという事でしょう。
勿論ここから「マリーンズの打者は初球から積極的に来る」といった基本方針が明らかになった訳ですから、相手の対応も違ってくるでしょう。逆にそんな相手を疑心暗鬼に持ち込むような情報を配信し、結果を残し続けることこそが勝利への近道。これまでの野球がいかに「KOTESAKI」の野球だったかを思い知らせるようにガンガン打ちまくってほしいですね!
あと3-0から振る事も問題なし。メジャー出身のバルガスは元より加藤翔平が3-0からスイングしていた事がありました。初球と3-0からが一番のチャンスボールが来る確率が高い訳ですから、これを逃していては率も上げられません。「3-0から振るなんてもったいない」という昭和のアマチュア野球的思想は捨て去りましょう。もう時代は令和に突入するんですから…。
初球と3ー0に球種を絞って好球必打、当ブログで読んだことがあります。これでライナー性のあたりなら内容がいいのでベンチもよしとしたらいいのではと思います。野球はライナーのレフト正面アウトとあたり損ねの三遊間ゴロヒット。結果はヒットがいいわけですが、ライナーのほうが選手の手応えや内容的には達成感ありそうですね。
マンセンゴーさん、考察が鋭いですね。ご自身も野球をやられてたんでしょうか。他球団も対策してくるでしょうから、今後もこの攻めぎあいを制して貰いたいですね。藤原は学習能力ありそうなので、今後二軍生活があっても早めに戻るのでは?と…希望的観測ですが。安田も早めに見たい。