菅野連発で猛爆勝

6/21 神宮 ロッテ 12ー3 ヤクルト  視聴方法: FOD(フジテレビオンデマンド)

3対2で1点リードしているあたりから視聴。両軍先頭打者本塁打の応酬という派手なスタートを切っている割には、そこまで点の取り合いになっていない様相。5回表にブキャナンが決壊した。ヒット、2つの四球で無死満塁としたところで、アジャに2点タイムリーが飛び出し5対2。さらに投手が左腕の久保に代わった後、藤岡がファーストゴロで1死1,3塁。ここで気になったのが「無死1,2塁で5回3点差。確実に送りバントしないんだ…」。藤岡が引っ張って右方向にゴロを打ってくれる期待感があるのだろうな。実際ヘッドを返す、そっち方面にゴロを打つテクを使うバッティングをしていたし。結局2塁封殺になってしまったけど、とにもかくにも3塁に走者を送ったことは大きかった。左対左で「ここは犠牲フライでいいや」という楽な気持ちで打席に入ることが出来た菅野が、これまたまさに犠牲フライを打ちに行くようなバッティングでスタンドイン。あの捉え方でスタンドに運べるんだから小力があるよな。2年目の野手コンビによる合作
で8対2になり、一方的展開となった。最後はこの回3人目の投手、プロ初登板の蔵本をマウンドに送らざるをえなくなるスワローズベンチ。

この蔵本という投手、強烈な印象を残す系統の顔だちをしている。神戸国際大付属か…山本徹矢の後輩にあたるのか。マリーンズで2011年だけ1軍マウンドに立ったことがあり、当時期待されていたが、肩をやって早い引退を余儀なくされた投手。
そして担ぎ投げ(いちはやくトップを作る)で変な角度から腕を振る。クセ球のシュート系のボールを右打者のインサイドに投げてばかりいる。マリーンズの9回に投げた田中靖洋と同系統っちゃ同系統だけど。
2回1/3を1失点にまとめていたが、その1失点が菅野の2打席連続本塁打。こちらも難しいアウトローの真っすぐを流し打ち、レフトスタンドに放り込んだ。驚くべき打棒だ。プレッシャーのかからない楽な展開だったとはいえ、菅野にしてみれば1打席も疎かに出来ない立場。このホームランは相当首脳陣にインパクトを与えたと思われる。

蔵本ってビジュアル的には昔4球団を渡り歩いた平塚っていう選手に似ている。愛称は「ウメさん」。ド根性ガエルのウメさんに似ているからで、内川とはまた違った形のアゴ(流線形というか…)がトレードマークだった。蔵本はウメさんっていうより、もっと強烈な…と思ってたら次にマウンドに「梅野」が上がる。「わ、ホンモンのウメさんが出て来た!」
そのウメさんから、これまた特大な一発を放つ選手現る。ノープレッシャーなら任せておけの岡ヒロミ!目の覚めるようなライナー性で、しかも飛距離があるという打球がレフトスタンド中段に突き刺さった。
「3号…紅白戦以外では初めて打ったな」
1号2号はファイターズ(有原)&ファイターズ出身(谷元)の投手からでした。今回は試合が早々と決まった敗戦処理の二線級から打ったものだから、紅白戦の延長。もっと痺れる展開での価値ある一発を期待しているぞ、岡大海。

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