ヤフオクでの登板さえ無ければ…今年の東條は鬼だった
昨日はMXで見ていたんだけど、解説の松中に「ホークスは過去にCSでロッテにやられてますからねー」と振るの、ヤメれ。そんな傷口に塩を塗り込むような…(笑)松中の打撃解説はやっぱり、いい。中村はファウルを結構打ててるので、前と変わらず嫌らしいバッティングが出来ているのかと思ったが、よく見ると確かにドアスイングになっている。またケガから復帰した柳田がノーステップ気味に打ってることに対して、自信の過去の経験と照らし合わせて、スゥエーを恐れず、しっかりステップして打ってほしいという件には説得力があった。
6回の先頭打者で9球粘ってセカンドゴロに倒れた打席、以前だったら一二塁間を抜けてそうなもんだけど、打球が弱いので奨吾に好捕されていた。松中もケガでステップする足に力が入らなくなっていった、と言っており、ギータの状態が相当悪い事がそこからも推し測れた。
先発、久々登板の二木は6回89球2失点にまとめ、味方の大量援護にも守られ、2か月ぶりの7勝目をあげた。確かにストライク先行で攻めのピッチングは出来ているように感じたが、ヒーローインタビューでの本人のコメントからも手応えの薄さが伝わってきた。点差や球数、過去の実績から考えても7回ぐらいは行けそうなところ6回で交代させらた。
これはその不調の柳田と、悩める二木の6回先頭打者での対戦時のものだが、初球のフォークが顔面付近に抜けており、5球投げたフォークのうち4球が高目に行ってしまっているのである…真っすぐも意識的に高目に投げたのか怪しいところ。全快の柳田相手なら成敗されていてもおかしくない内容で、打ち取るまでに8球を要した。9対2、味方に7点差つけてもらって迎えたイニングの先頭打者に対してこれでは「この回限り」と見切られても仕方のないところかもしれない。
結局7回酒居、8回東條と、僅差の勝ちゲームかと見まがう継投で、しかも「なんとなくヤバい?」という所まで追いつめられた。酒居は1失点後、2死満塁で柳田まで回し、「満塁本塁打が出れば一挙2点差」まで行く。更に8回表に2点を加え、11-2という9点差で登板した東條が3点を失い、防御率を大幅に悪化。酒居はこの4連戦出番が無かったので調整登板の意味合いが濃かったが、前日も投げている東條を9点差で行かせた理由はよく判らない。「仮想CSシミュレーション」で、ホークスの右のキューバ人大砲2人にぶつけて苦手意識をすり込もうとしたのか、あえなくデスパに死球を与えた後グラシアルに一発食らった。東條はまだ今の地位を確保していないシーズン序盤に、ここで1イニング4発食らっていたことがあった。これでヤフオクでの成績が、
7回 被安打12 被本塁打5 防御率14.14
となってしまい、通算の被本塁打が7本の東條にとって「鬼門」を印象付ける登板にしてしまった。京セラ、札幌ドームでは防御率0.00、メットライフ、楽天生命パークでは共に3.38(偶然どちらも2回2/3で自責点1)と、ヤフオクドーム以外の主要パ本拠地では自責点2の完璧な内容を披露しているのに、1球場のせいでビジター防御率が悪化してしまう事態になってしまう。ZOZOマリンでも1.86だから、ヤフオクさえなければ、ほんと素晴らしい防御率ですよ。いずれも大差のついた試合で放らせられての失点だから東條的には悔しいだろうね…。
それにしてもホークスはブルペンデーだったこともあり、出てくる投手出てくる投手がフォアボールを出しまくり、マリーンズ打線に対して10個の四球が贈られた。さすがにこれだけのギフトがいただければ二桁得点まで到達できてしまう。優勝争いやCS争いをしていると思えない間延びしたゲームになってしまった。昨日登板していた3投手が即刻2軍行きを命じられたらしい。ホークスもこういう乱戦を取れないようだと、「乱戦上等!(ハナからピッチャー信用してないから!)」のライオンズが最終的にペナントを握ってしまうかもよ。いずれにせよヤフオクドームでお待ち下さい。
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ライオンズが制するとNPB初の「酷い防御率のチームの連覇」というエポックメイキングな優勝になってしまう…。
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