8回石川かよっ!?Part…4

7/26 ZOZOマリン ロッテ 3ー6 楽天  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

パラパーン、パララララララララ、パラパパ、パラパパーン
「あなたの白星、頂戴します。先発ピッチャー、お覚悟!」
こんばんは令和の大盗賊こと石川「五右衛門」歩です。
「俺様の手にかかれば、どんな勝ちパターンもいともかんたんに崩せられるぜ!」
五右衛門、そりゃキャラが五右衛門というよりルパンになってまんがな。
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン、ウィーラー大魔王の打席でごじゃるよ。
「アラビン、ドビン、ハゲチャビン。逆転ホームランにな~れ」
ビビビビビビ、ボカーーーン。ジャンジャンジャンジャーーン。ジャンジャンジャンジャーーン。
ロッテ 3-1 楽天  → ロッテ 3-2 楽天 → 楽天 5-3 ロッテ

8回表が全ての試合だった。二木から石川にスイッチ。前の回から雨が激しくなってきていたせいか、投げた後プレートを振り返り、天候のせいでバランスを崩していることをマウンドのせいにする石川(笑)ボールは殆どシュート回転しており、真っすぐは非常に危険な日になっていた。8回に出てきて、いきなり連続フォアボール。もうこの時点でしびれを切らしている監督なら交代もありえるような状況。ところが続く銀次が送りバントがヘタクソすぎ。初球あさっての方向にボールを飛ばすと、2球目はインハイを完全にバントしに行くようにみせて、直前でバットを引っ込める。はっきり言ってスイングを取られてもおかしくないタイミングでの引っ込めだったが、審判を騙す事に成功して1-1になった。ところが騙されたのは審判だけではなく2塁走者の代走・山崎も騙された。ストライクバントを確信して、大きく第2リードを取っていた山崎の姿を逃さなかった田村からの送球によって、イーグルスは虎の子の走者を失う。
普通、この流れで逆転されるか!?
「俺様の手にかかれば、どんな勝ちパターンもいともかんたんに崩せられるぜ!」
更に、バントはヘタクソなクセにバットコントロールは超一流の銀次が曲芸師のようなライト線への当たりを放ち、これをライトを守っていた新外国人のマーティンがダイビングキャッチを試みにいくも取れず、「1点取られた…」と思ったらマーティンのセルフリカバーが速く、すぐさま起き上がって打球を処理し、矢のような返球を内野手へ返した!ハーフウェイに居たであろう1塁走者の島内をホームに返さない、凄まじい守備力を見せた。外野手がダイビングキャッチを後ろに逸らして1塁走者が還れないのだから、イーグルスに流れはない。
「だから言ってるだろう。 俺様の手にかかれば、どんな勝ちパターンもいともかんたんに崩せられるぜ! 」
1死2,3塁。続く藤田がピッチャーゴロ。まだ2点差あるからギャンブルする場面でもないし、ゴロゴー程度だろう。にも関わらずピッチャーゴロで3塁走者が飛び出し、三本間で挟殺。打者走者も2塁へ進めず、1死2,3塁が2死1,3塁に変わる。イーグルスも相当ヘボい攻撃しているんですよ。
「何度言わせる気だ。 俺様の手にかかれば、どんな勝ちパターンでもいともかんたんに崩せられるぜ! 」
そして控え捕手、祝・母校(習志野)甲子園出場の山下を2球で追い込んだ時は、0で凌げると信じておりました。ところが1-2から、またしてもシュート回転して真ん中に投げ込む石川…まさに打ってくださいと言わんばかりのボールで右中間に持っていかれ1点差に迫られた。そして続くウィーラーの初球に、これ又ど真ん中を、完璧に打ち砕かれました、とさ。

これだけ真っすぐがシュート回転していれば厳しい。先発なら逆側に切るボールやカーブなどを交えて修正していくことも可能なんだろうけど、1イニング限定のセットアッパーにはなかなか時間がないし、いろいろなボールというより選りすぐりの2球種(石川の場合、真っすぐorシンカー)で勝負をかけていくしかない。足場が悪く、「溜め」が作りづらい局面で、何度も壁を作る仕草でシュート回転を抑えようとしていたが、結局肩の開きの早さが解消されることはなかった。田村も田村で、送球で助けたことは認めるが、シュート回転で苦しむ投手に対する配球やゼスチュアでは無かったよね。真ん中にボールが集まっている危険な兆候を打破出来なかった。
これだけ適性が無い投手を8回で起用し続けるんだから、ベンチの問題としか言いようがない。石川がマウンド上で苦しんでいても野手も声にかけにいくようでもなく、他の選手たちもこの起用法に白けているんじゃないか?

新戦力のマーティンは9回表にも強肩を披露。3塁走者が俊足の山崎だっただけに、ストライク返球ではなければ刺せないタイミングのところで完璧な送球。こっちが目立ったが、俺的には8回のリカバリー守備の方が衝撃。あれで逃げ切れていれば影のヒーローに挙げたいくらいの、投手が心強くなるような執念のプレーだった。
9回は逆転されたので、これまた新戦力の石崎が登板。高野との交換トレードで高野の背番号を背負っている。高野も球速はあったが、ボールが見やすいのか打者に打ちづらさを感じさせることが出来ない投手だった。石崎の方は益田のフォームに近い、かなり左肩で溜めを作れて横気味に腕を振ってくる、テイクバックだけを見ると打ちにくそうな投手だが、ボール球で空振りを取れるようなボールが無く、常に打者有利なカウントにされていた…現状、今シーズンの大功労者の一人・田中靖洋を下に落としてまで起用する必要性があるのか、疑問に思えてくるマリンデビューとなってしまった。

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