土肥が四球を減らして好投、ゲームを作る
田嶋対土肥の左腕対決試合。共に両先発が好投し、締まった試合になった。
(試合の方は6回まで視聴して出かけたため、7回以降はダイジェストでしか確認しておりません)
今日は京都でのゲームで、オリックスは「阪急ブレーブス」時代のユニフォームを着ていた。赤・白・紺の3本ラインが昭和を感じさせますね~。
そのユニフォームを着ている地味~な顔だちの36番の選手を見て、
「あ、山森だ!」
と思ってしまうのは俺だけ?
実際は山足選手ですね。「山」つながりで山森が付けていた36番を踏襲したんですかね?山足選手には、山森よろしく守備要員…もといスーパーサブとして活躍して頂きたい。(え、スタメン?)
先発として生まれ変わった土肥の投球を見るにつけ、「昨年感じられた”ギッコンバッタン”が感じられなくなったなぁ…」と思った。清水直行から、軸足の膝をあまり折らないようにという指導を受けたらしいが、フォームが大人しくなって球に勢いを感じられなくなった分、制球は安定してきている。昨年は相当四球を出していたと思うが、四球も3個で1個は敬遠だから、6回2個で収めている。中盤は全く出していなかったから、まさに「ゲームを作る」投球が出来た。
一方、田嶋の方は完全な本格派だが、横の角度を感じる。特にスライダーの曲がり幅の大きさ。左打者には相当厳しいボールに映る。上から見下ろして投げているような風格さえ感じられたが、ことドミンゲスに対しては「慎重」になりすぎて、逆にはまっている感じだった。これはキャッチャーのリードの問題なのかもしれないが、ドミンゲスの読みがドンピシャ当たる方向へと配球が導かれている。追い込まれてからのチェンジアップを、あれだけモノの見事なホームランを打てるという事は「真っすぐが来たら、ゴメンナサ~イ」ぐらいの覚悟で待っていたんだろう。判りやすすぎる配球では今のドミンゲスの状態では抑えるのは難しそう。
土肥は2個しか四球を出さなかったが、それでも投手陣が出した四球が悉く失点につながり、3点中2点は四球で出た走者だった。一方マリーンズは7安打放ったが、5回7回の連打を生かせず、ドミンゲスの「空砲」による2点に終わった。(拙攻が増える要因として)かなーり盗塁死が増えてきて、春先の威勢の良かった頃の「走る野球」はすっかり影を潜めてきた。昨年までのイメージで(相手の)無警戒の隙を突いた好走塁が多かったが、無謀と紙一重の部分があることに度々警鐘を鳴らしてきた。警戒感も強まって盗塁成功率もダダ滑りに落ちてきた。再び「走る野球」を標榜していくのか?それとも好調ドミ&復帰した角中頼みな状態が続くのか?新しくローテに組み込まれた連中が「第一段階」をクリアしているけど、これだって二段階目が成功する保証なんて、どこにもない。
そんな状況で迎える交流戦は6連戦の3セット。夏場を乗り切れる戦力なのかどうなのかを見極めることも出来そうな「試金石」ともいえる18試合。今年のセはそんなに簡単に勝てる相手ではないような気もするので、ペナントの行方を大いに左右しそうな3週間になりそう。
COMMENTS
コメントはまだありません。