レアード2発で再びダービーのトップに
連休後半は全く試合を見れませんでした。またここから復活させていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
前橋での試合。「赤城颪」の影響もあって、守る側が大変そうな試合でしたね。私も一度この時期の前橋での試合を観戦したことがあるのですが、風が冷たく結構寒かったことが印象に残っております。「時期的には初夏だから」という理由で薄着で行ったことを後悔しました。試合は3回表に一挙5点取ったところで、完全にマリーンズ有利な流れになりました。その後の5回裏、6回裏の二死満塁のピンチを涌井が乗り切って「ほぼ勝負あり」。投球自体は決して褒められた内容ではなかったと思うのですが、「大量援護に守られて」という表現がピッタリ来る状況で、その状況をうまく活かしたピッチングとも言えるでしょう。
特に5回裏は二死満塁で4番の山川を迎えるという一発出れば2点差まで詰められる「一応の山場」でしたが、6点差のアドバンテージがある種の余裕を生んでおりました。ベテランならではの「ホームラン以外は何でもいいや」といった開き直りさえ感じる余裕でした。
初球の入りからして万全。打ち気に逸る打者を見透かすようにボール球のスライダーで空振りを奪い、以後「最悪押し出しで1点やっちゃってもいいや」と思えるぐらいボール球をふんだんに使い、そのボールでカウントを稼ぎました。5球目が若干危なかったですが、とにかく力勝負を避け、最後は抜けたスライダーでぬけぬけとピンチを切り抜けてしまいました。投球内容はあんまり良くないんですが「巧い」の一言に尽きる対戦でした。状況と相手打者心理をよく判っているというか…。
レアードが2発放ち、再びホームランダービーのTOPに立ちました。1発目はまだTVで見れてなかったのですが、2発目のは3-1になった時点で、「次狙ってくるな」と思いました。連続四球で制球を乱している投手相手なのに、そこら辺の思いきりが際立っております。バルガスが2軍に落とされてしまいましたが、バルガスとレアードって打撃スタイルは非常に似通っていると思います。打者有利カウント(3-0や3-1)になったらハンターが狙いを定めたように思い切りよく振ってきます。違う点はバルガスが甘いボールを打ち損じ、レアードが確実に捉えるところでしょう。餌の撒き方は同じなのに、撃ち落とす鳥の数に差が出てくる…昨年までの経験で多くの投手の軌道を確認している点バルガスより有利なんでしょうが、それにしても差がありすぎました。バルガスも出塁率は良かったんですが「低目のボールには手を出さない」というシンプルな方法だけで対処していたみたいなんで、その方法では自ずと限界が来るのかなという心配もありました。
これで再び借金1まで戻りました。とにかく一度チャラにして貯金生活を送らないことには上位は伺えません。5月戦線いかに乗り切れるか?まだまだ不調者も多いチーム状況ですし、選手起用などベンチワークの見せどころとも言える時期にあると思います。
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