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内川の流し打ちの極意は子供ではなく藤岡に…

先日2,000本安打を達成した内川がとある番組に出演し、右方向への安打の多さ(全体の40%を占める)を指摘され、「野球をしている子供たちに右打ちの極意を伝えてほしい」という無理難題を突き付けられていた。いや、これね、子供は理解するの難しい内容だったんじゃないの?むしろ藤岡に聞いてほしい内容だったと思うぞ(笑)

内川は「バットを立てて、(ゴルフで言うところの)フックするような打球を打つイメージで。そうすることによって、1塁線を切れずにフェアになる打球が増える」っていうような事を話していた。「野球少年はゴルフなんて嗜んでいないだろ!(だから子供には判らないって)」とツッコミつつ、言ってることは「まさに正論」と感じた。
流し打ちを狙っていく場合によく見かける光景が「バットのヘッドを寝かせる」打法だ。そう、俺が常々「それでこの先いいの?」と指摘している
藤岡
の打ち方が、まさにこのヘッドを寝かせてショートの頭上を狙う打法。彼の邪飛やフライアウト、フェアにならずファールになる打球が増える要因が、これだと思っている。これを克服するにはバットのヘッドを立てる打ち方をしないといけないことを、内川が教えてくれている。

内川も当初、打撃を期待されて入団したクチだったので、大きいものを狙うバッターで伸び悩んでいた。ポイントを近めにして「ヒットを打つこと」を最優先させた結果、ここまでの偉大な打者にのし上がれた訳だ。「両リーグで首位打者を獲る」なんていう離れ業は、あの落合ですら出来なかったことであり、プロ野球史上2人しか達成できていない偉業だ。
藤岡のバットの軌道を見るにつけ「あなたは打撃で生きていくのですか?違うよね?走・攻・守3拍子揃った選手になりたいんだよね?」と思ってしまう訳ですよ。ショートの守備は既に完成されているものがあるだけに「もったいない」。
こうなったら泣きながら小坂を諭した慶彦を呼ぶしかあるまいな!
あるコーチが頑固で寡黙な内野手のために流した涙

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