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ボルシンガーがいないと借金15のチームという現実

8/11 京セラドーム大阪 ロッテ 3ー6 オリックス  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

借金4。一つ下の借金5のオリックスに負けて0.5差。
ボルシンガーが投げている日なのに勝てず…ボルシンガーは17試合に登板して13勝2敗という驚くべき成績を残しているが、勝ち負けがついていない試合2試合はいずれも負けている。17戦のうち13試合を勝ちゲームにしてくれている訳だが、彼が作り出した13勝2敗という「貯金11」を差っ引いて、そこに「5勝5敗」の標準的な(?)ロッテが連れてきそうな投手をあてこむと、
-15
という笑えない現実がそこにはある。ボルシンガーがいてこその今の成績だし、ボルシンガーがいても「この程度」な訳だ…

他の投手や野手の積み上げがない限り、来年もお寒い状況が待っていることは想像に難くない。
だって来年も「ボルシンガーが今年程度やること」を前提に考える訳でしょ?シンガーつながりでグライシンガーの2年目以降を考えても、それを計算するのは「虫がよすぎる」としか言えない。

投げている最中、ボルシンガーのイニング別成績が表示されていた(写真を撮れなかった…)が、想像通りの数字が並んでいた。まずボルシンガーというピッチャーは立ち上がりが悪い。相手チームにとっては立ち上がりこそ最大のチャンスだと思う。それと3回の数字も悪かったと思うのだが、これは上位打線の「2打席目」になることが多い。そして6回7回も若干落ちるが、中盤は鬼のように強い。おそらくその日のナックルカーブをはじめとする変化球の調整に時間がかかり、真っすぐ系とのコンビネーションを測りながら手探りで序盤は進む。昨日は審判との相性も悪く、カリカリしながら序盤を過ごしたが、しっかり3回以降立て直してくるあたりはさすがの一言につきる。あれだけ審判の判定に不満げだったのに、その辺の意識を抑えられるメンタルの調整こそが彼の最大の武器であるかもしれない。
100球に近づくにつれ、握力の変化か、体の疲れから来るものか判らないが、真っすぐ系が高目に抜けることが多くなってくる。「あれ?」と思う打者にストレートの四球を与えたりする。この辺が替え時を知らせる合図になってくると思う。
昨日の中継でアナウンサーがボルシンガーの投球モーションに入る前の動きに「あれを続けていると疲れませんかね~」と問うと、山崎慎太郎が「ルーティンですから」と、にべもなく答えていた。結構疲労に繋がっていると思うんだが、あれをやるのは打者に不必要な目線移動を促し、(自分に対しての)効果がある事を信じて続けているものだと思っている。カーブが決め球の投手は見習ってみてはどうだろうか?

オリックスは初回、先頭打者の安打出塁を単純には送らずエンドランを決めて最高の形(無死1,3塁)を作った。防御率2点台前半の投手相手に2番打者に送りのサインを出さないのは強気のように見えて、実は理に適っている。ボルシンガーの立ち上がりの悪さを突くことが最大の攻撃であることを判っているからだ。この回1点しか取れなかったことと、2回も無死2塁の走者を3塁へ送れなかった拙い攻撃のおかげもあり、序盤を2失点で乗り切れることが出来て、いつものボルシンガーのペースに次第になっていった。あの「送り」が決まっていると、もっと苦労する試合になっていたかもしれない。結構オリックスの拙攻や拙守(先発ローチの独り相撲)に助けられた前半の1点差リードだったと思う。

これだけ相手の拙さに助けられてリードを保っていたのに守り切れなかった。ボルシンガーが「予定」の7イニングを投げ切れず、6回で降板したことも大きかったか。球数的に仕方ないところだったが、昨日のオリックスは下位打線が自分を捨てて、球数を稼ぐようなファール、選球が出来ていたことにより、ボルシンガーに6回114球投げさせることに成功していた。これが全てだったのかなぁ…今の壊滅的救援陣をとにかく一人でも多くマウンドに立たせる状況を作り出せば、おのずと勝利は転がり込んでくる。そんな試合だった。救援陣が壊滅していることについてはあえてツッコミません(笑)
いや、シーズン開幕当初はここがマリーンズの一番のストロングポイントだったはずなんですが。そんなもんです。明日は判りません。壊滅するから新しい人が出てくるわけだし、新陳代謝の時が来ただけ、なのかもしれません。

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