現地観戦した2週間前の3日と同じ金曜日の楽天生命パーク宮城。塩見✕二木という、これ又同じマッチアップ。
そして同じように点が取れない両軍打線…
昨日は7回頃より視聴したので、序盤中盤の内容は判らないのだが、角中・清田で三振ゲッツー食らった後に大地にツーベースが出ているところなんか見ると「チャンスがあるのに点が入らない」拙攻で無得点のパターンだったようだ。一方二木の方は一廻り目はパーフェクト、二廻り目も島内の安打と四球しか許していないので、殆ど相手にチャンスも与えない投球が出来ていた。
8回表、それまで好投していた塩見に代わってマウンドに上がった青山から先頭の岡が安打で出塁すると、藤岡の犠打後、3番4番が連続四球を選んで1死満塁のチャンスを作り、角中がセカンドゴロを放ち、渡辺直人のフィルダースチョイスを誘って1点をもぎとった。
二木は1点あれば充分とばかりに、9回を完投。最後に再び島内にヒットを許すものの、今江をゲッツーに打ち取り、2安打3四球、119球で見事プロ初完封を成し遂げてしまった。二木が2年前、この仙台でプロ初勝利を挙げた試合も現地観戦していた。確か春先の平日のデーゲームだったと思うが、あの時も「完投」。とにかく仙台の地は相性がいいみたい。それにしても完封しないと勝利が転がり込んでこないって、究極の無援護系投手ですね。これだけ守っている時間を短くしてあげているのに、打線に見向きもされないんだから…。連戦で疲弊する中継ぎ、ヒットを適度に打っても点が取れない打線を守り、長いイニングを一人で「0」を積み重ねる姿はもはや「大黒柱」と言っても過言ではあるまい。金曜日の試合を任され、エース級待遇を受け始めた二木が後半戦どこまで白星を積み重ねられるのか?
「7回で終わりかと思ってましたが…」
ヒーローインタビューではそんなふうに答えていたが、ここまで来ればもう誰も君に交代を告げられまい(この言葉は首脳陣への皮肉だったのか?)。
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