昨日の試合はチバテレで視聴。久々に聞きました、暴君節を。3本柱が倒壊し、シェッパーズに巡ってきた先発のチャンスを、こう表現しました。
「野球選手、人の不幸は蜜の味、ですから」
と言い切りましたよ、この人は…あらゆる意味でスゲェーな!
シェッパーズは7回こそ走者2人を出して降板したけど、6回までは及第点以上のものをあげられる投球を披露した。6回の秋山の逆転弾は若干高かったチェンジアップをレフトスタンドに叩きこまれたものだったが、逆方向にあそこまで持っていく秋山を褒めるしかないような当たりだった。ここで暴君が秋山の裏話を。
「今日話したら、「調子はよくないですぅ~」って言ってました。これで調子が悪いって言ってるんですから、どんだけレベルの高い悩みなんだと…」
と声音を替えて(秋山の声に似させて?)、力説しておりました。
暴君で感心したのは、
「今年西武が優勝したら、2001年の近鉄以来の防御率最下位チームの優勝になりますね」
と、チーム防御率と順位の相関性のデータを持ち合わせているところ。彼は2002年のプロ入りだから、自分が入る前の年の出来事をそこまで覚えているとも思えないので、後付けで勉強したのだろう。それとも球辞苑つながりでデータスタジアムの受け売りか?(笑)いや日々「アップデート」に勤しむサトザキさんですから、きっちりデータを自分のものにされているのでしょう。
西武救援陣もマーティン獲得やらで、アップデートされたらしく、徐々にではあるけど改善傾向がみられる。
マリーンズは7回シェッパーズの後を岩下に託したが、真っすぐはコースに決まらず、変化球ではストライクは取れず、で結局エイヤーマンとしての勝負を挑み、凌ごうとした。結局栗山にはボール球を振らす事に成功したけど、金子にサード強襲安打を放たれ、2点を失った。大地が取れたんじゃないか?と思わせる当たりでもあったが、岩下の投球リズムが守りのリズムを狂わせた面もあったと思うので、あまり野手だけを責められない失点にも思えた。
続く8回表登板の高野も完全なエイ、ヤーで0点に凌いだ。若い岩下はともかく、社会人経由3年目の高野はもうちょっと変化球でカウントを稼げないと苦しい立場に追いやられそうだ。上がってきてから、ビハインドの局面では結果を出しているけど、そこまで(昨年までと)変わったような印象は受けていない。
岩下はしっかり重心を落とし、下半身の粘りで投球出来始めているので今後もっと強いボール、精度の高いボールを投げそうな雰囲気が漂っているが、高野は依然として上体の強さ頼りなんだよね…サトも岩下には取材していたようで、投げれなかった期間中に体を作ったり、データを見て考える時間があったので成長できたと前向きに捉えている逸話を紹介していた。
打線は初回こそ速攻で苦手の榎田から1点をもぎ取ったけど、結局2回以降抑えられ、5つ目の勝ち星を献上。9勝中5勝がマリーンズ戦って…これでキャリア初の二桁に到達してしまったらマリーンズ様様な1年になるね。こちらは前日のゲームの酒居の継投機の見誤りを「まだ松永をあの場面で出せなかったので」と言い訳するぐらいに左腕日照りが続いているというのに、ライオンズはいい左腕投手をよそから頂けましたね。
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