土曜の試合は後半見ておりましたが、日曜の試合と内容的に酷似しているので割愛…いや今季は土日どちらかの試合について1本エントリを上げるペースになるかと思いますが、お付き合いの程よろしくお願い致します。
土曜が9四球で9失点、日曜のゲームが8四球で9失点。
日曜の方は、相手投手陣もこちらにお付き合いしたように8四死球出したので、試合が間延びし、見ている方もイライラするような試合だったんじゃないでしょうか。なんつーか、別の意味での「ラグーン効果」が目だった2試合。ホームランが増える副産物で四死球も物凄く増えそうです。
実は日曜の試合もサト解説で見ていたんですが、「同じような事感じているんだなぁ…」と結構シンパシーを感じました。特に技巧派が絶滅の危機に瀕しているという話。実はホームランラグーンの登場と共に、中途半端なパワー系投手が淘汰の波にさらされていくと思います(この辺の話は試合のない日にでもゆっくりと…)。
田村が高目を要求していることが多かったんですが、ここに投げきれない投手が多く、必然的にカウントが打者有利になっていきました。配球もそうなんですが、構えたところに投げきれる制球力もなければ、胆力もない。あるのは「高目で間違ったところに投げてフライが上がってしまったら…」という恐怖感だけ。その恐怖感を煽るような、「あの打球がフェンスギリギリなのか…」と思わせるような、当たり損ないに見えるフライがラグーンにすいこまれそうになる様。それでも高目に構えていることが多く、投手が嫌って低目に投げてしまうと、いいコースに決まっているように見えてもミットの移動距離の長さから審判の手が上がらないという悪循環。高目の方がストライクを取りやすい状況になり、抜けて本来投げてはいけないような質のボールでカウントを稼ぐ場面が多くなり、抑えているかどうかは「ラッキーなのかどうか」でしかないような感じでした…。これは両軍の投手に言えることでしょう。その抜け球をミスなく捉える確率が高かったのがイーグルス打線の方で、マリーンズ野手陣は甘いボールを捉えきれない打者が多かったと思います。その結果がそのまま得点差につながりました。
また4番のアジャと8番の田村が開幕以来ノーヒットだったので、ここで分断されることになり、ビッグイニングも望めないような現状の打線のお寒い状況が生まれました。アジャには待望の1本が出ましたが、内容的にはむしろ田村の方がいい。田村はアンラッキーな打球が多く、打席内での感じは悪くありません。狙い球や方向性も的確ですし、調子が悪いようには見えません。
結局相手の甘いボールを見逃さずに叩けているのがレアードで、他の選手は彼から学ぶべきことが多くあった3連戦だったと思います。正直、昨日の試合は相手先発の藤平の出来を見ればワンサイドで勝ち切らないといけない試合だったでしょう。私は浅村が加入したというものの、則本が離脱した時点で、「今年は楽天最下位ほぼ確定だな」と思ったぐらいでしたから、この開幕3連戦を見て向こうの中継陣や打線の方が「どう見ても上」という現実を突きつけられ衝撃を受けております。今年はちっとは期待していたんですがね…マウエまでは行かなくても3位ぐらいには滑り込めるんじゃないかと…まあまあ、まだ安田が下におりますし、平沢も眠っている状態です。この辺を積極起用していかざるをえない状況に早晩なると思いますが、早くそっちにシフトしていくよう「ロートル公開処刑ショー」を楽しんでいきたいと思います!(オイ)
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