昨日の試合は涌井が序盤にソロ2発を浴び、「今日も厳しいのか…」と思った矢先にまさかまさかの三木の3ランが飛び出し「3安打で3点取って勝ち越し…もしかしてこれで勝っちゃうの!?」とワクワクしそうになるも、あっさり次の回に3点を取られワクワクする暇さえ与えない我らがワクさん。結局5回を投げきれずマウンドを降りた。
三木のホームランが出た時、一番嬉しそうな顔していたのが井口。「まさか、ここで打ってくれるのか?」という素直な思いが、あの笑いに出てましたね。その分、すぐさま打たれてしまうエースに対しての信頼は失墜していることでしょう。なんつーか間が悪すぎ。よく「点を取ってくれた次のイニングは絶対に0に抑える」ことが野球の鉄則のように叫ばれておりますが、昨日の試合を見ると「その格言はやっぱ当たってるよな…」と思わざるをえない試合になってしまいました。
マリーンズも勝ち越した後すぐさま4点取られたものの、更にその裏無死満塁のチャンスを作り出します。ここで1点でも取れていたら、ベイスターズ側から見ても「点を取ってくれたイニングの次」を0に抑えられていないわけですから、試合の流れは全く変わったものになっていたでしょう。1番2番3番がお膳立てして、4番5番に回すという最高の巡りになっているのに1点も入らない。アジャが2球目のクソボールを空振りしてしまったことが大きかった。その次のレアードは微妙な外高目のボールをストライク判定されて、打席内でのリズムが狂わされた。(無死満塁から4番5番が連続三振で)プレッシャーを感じただろう奨吾も、2-1と打者有利なカウントから高目のボール球に手を出し、アップアップだった濱口を助けてしまった。結局濱口の「高目のボール」を見極められる事が出来ず、三者ともやられた。シチュエーション的に最悪犠牲フライででも…と思うと、高目に手が出やすくなりますね。アジャのはそれだったけど、2死だった奨吾は打者有利カウントにも関わらず、単純に高目のボールに手が出た。なんでしょう、高目を狙っていく指示が出てたんでしょうかね。濱口はチェンジアップが武器のピッチャーだから、追い込まれる前の高目のストレートが狙い目…このような指示が裏目に出てしまったような原因だったんじゃないでしょうか?
あと審判のゾーンがかなり高目設定だったことも遠因かな?逆に低目の、ピッチャーからしたら「おいおい、今のは取ってくれよ」という、いいゾーンに決まっているボールを悉くボールにしてましたから。その辺を分析して高目に張っていた可能性もありますね。それでもバットに当てさせなかった濱口の高目の真っすぐは威力があったということでしょう。伊藤光がその辺見越して、あえて高目を多く要求しているのであれば高等戦術&その要求に応えられる濱口の力量の高さですが、多分「エイ」「ヤー」で行っちゃっていたんでしょうね…。
なんでボール球に手が出てしまうのか?も、よくよく考えると見えてくる部分があります。「チッ!」と思うだけではなく、その理由を考えていくのも長年弱いチームを応援していく「支え」になります。
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