千葉キャッシュレス・マリン26

千葉ロッテ/千葉ローカル/LCC/キャッシュレス・電子マネー・ポイント

PICK UP

More

連敗中のハムの味は格別、おいしすぎる東京ドーム3連勝

8/15 東京ドーム ロッテ 6ー0 日本ハム  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

連敗中のハムの味は格別!シャウエッセン?ブリトー?パルキー?
おっと後ろ2つは伊藤ハムの商品だった…。今季1勝-プロ入り後未勝利-今季初登板のリレーで完封勝ち出来てしまうのだから。9連戦中のコッチとしても「助かるなぁ」としか思えないオイしさ。これがもっと反発力があるチームだったら、中村稔弥に3イニング行かせられなかっただろうし、今季初昇格の南の「お試し」登板もかなわなかった。勝利も手にして、本来ビハインドの展開で投げる投手達で1試合賄えてしまった。

佐々木は5イニングを零封。初回の投球を見て「あれ?これまでとは違うな」というものは感じた。攻めの投球が出来ていた。ホームベースの横からゾーンに入れようとするボールが多かった今までと違い、前から入ってくるボールが多かった。元気のないファイターズ打線相手で、自身今季唯一の白星もこのカードなので、自信を持って投げ込めた部分もあったのかもしれないが、球速も出ていたし、これまでの彼に対する認識を改める部分も出て来た。左打者6人を並べられ、ベテランの田中賢介と、復帰してきた王に2本のヒットを許したが5回をその3安打でまとめ上げた。フロントドアツーシームとバックドアスライダーが左に対してのカウント稼ぎの基本線だが、決めのシンカーが低目に行っていたので、内外、高低の両方が使えている状態をキープ出来ていた。これも真っすぐ系統のボールの球速や強い腕の振りがあってこそだったと思う。
全体的にファイターズ打線が消極的で、ファーストストライクをド甘いところで取れることも佐々木の好投を後押しした。好調の渡邉あたりは初球からガンガン来たが、出塁率と顔が命の西川パルキーを筆頭に、元祖四球王の田中賢介あたりは仕掛けが遅いので、バンバン甘いところでストライクを取った。この辺は田村の強気のナメナメリードが効いていた。それにしても賢介は本当に今年でやめるのか?2009年に79個でリーグ最多四球、2010年には出塁率.408をマークするなどして渡米するきっかけにもなったのだが、未だにしっかり戦力になっているじゃないか。前の日に投げた吉田が生まれた時には既にプロ野球の世界に足を踏み入れていたこの男も、ロッテ戦を踏み台にしてのし上がった選手として記憶に残る(笑)
もっとも3連戦で3連勝できた最大の要因は3番の近藤を眠らせていた事だ。昨日もやはりファーストストライクのド甘いところにバットが出ていかず、2ストライク目にストライクからボールになるような球に手を出して打つべき球を見誤っていた。元来この選手も悠然と見逃すタイプで「お前は鶴岡一人か!?」ってぐらい、2ストライクまで手を出さない選手の典型だが、この仕掛けの遅さがここに来て仇になっているような気もする。今のプロ野球はたとえ何点差離されていようが、初球2球目の甘いボールは打っていくべき。鶴岡の時代(終戦直後)とは違います。

佐々木は86球、まだまだ行けそうな雰囲気だったのに6回から中村稔弥にスパッと交代した。過去3廻り目には必ず捕まっていた佐々木への信頼の無さからなのか、少しでも中継ぎを温存したいはずなので相当意外に感じた。そしたら中村に3イニング行かせる訳でしょ?こりゃ、もう1回先発復帰のチャンスを与えそうだね。土肥、小島との先発左腕枠争いもヒートしてきた。中村が落ちるボールを使っていて、「あれは何なんだろう?」と前から思っていたのだが、昨日の放送でゴンドラが説明してくれていたので判った。俺が東浜や山崎康晃が投げるボールを見て「ツーシームシンカー」と呼んでいた、あのボールだった。左腕だったので軌道が逆だが、確かに同じ握りをしていた。ゴンドラは「亜細亜大ツーシーム」と呼んでいた。森本は勿論だが、いつも英語で「It’s GONE!」とか「ジャストルッキング!ウィンドーショッピング」とか言ってうるさいアナウンサーの方も、ちゃんと取材しているんだなぁと思い、こちらも見直した。

打線では平沢が2タイムリーを放ち、打率をようやく2割に乗せた。守備でも送球には不安が残るが、難しいバウンドの強い打球を事もなげに合わせ、センスの良さを見せつけた。その前を打っていた田村も引き続き打撃好調を維持しているので、理想的な下位から上位への「繋ぎ」も出来ていた。その集大成が2回表の先制の3点であり、下位が2死から作ったチャンスを、荻野が「クリーン」(走者一掃2塁打)した。田村に関しては足を大きく上げるタイミングの取り方と打席内でのヨミが嵌ってる。カウント球に対しては大振りとも思えるような強いスイングで引っ張りにかかっているのに、追い込まれると変化球に合わせられる柔軟さを兼ね備えている。柿沼の追い上げに本人期するものがあるのか、ここ数年では見られなかった状態の良さである。率も2割6分を超え、はっきり言って清田、角中、中村、井上、レアードより上なのである。これが下位にいたら大きすぎる。
とはいえ対ファイターズ3連戦は「参考記録」のようなもの。弱投とはいえ、ライオンズ投手陣から20得点叩き出したオリックス相手にきっちり勝ち越せるのかどうか?最終盤の30ゲームを占う、試金石になる週末の3連戦だ。

1票!記事が面白いと思ったら1票投じ下さい(マリーンズのブログランキングに飛びます)

コメントはこちらから

*
*
* (公開されません)

Return Top