昨日の月曜日はプロ野球が1試合だけあった。21時前ぐらいにMXテレビにチャンネルを回すと、ソフトバンク対西武戦が放送されていた。この日は京セラドームで行われる鷹の祭典だった。大阪にこんなにホークスファンっているんだね、っていうものを毎回感じさせてくれる。既に9回表。マウンド上に森、という状況だった。栗山、外崎、山川といったライオンズの5、6、7番を抑えゲームをクローズ。これで1位と2位の差が6ゲーム差。ほぼ絶望的な差であるどころか、翌日(今日)にもマジックが付く2019パ・リーグの終焉が見えてきてしまった。
スコアは2対1。点の取り方は犠飛と相手暴投という渋いもの。先発の松本が3回で降板し、椎野が3イニング放って勝ち投手とお立ち台をGETしていた。
「グラシアルは…」
と、テーブルスコアで確認してみると、昨日は2打数ノーヒットだったみたいだけど、その犠飛がグラシアルによるもの。相変わらず仕事している。デスパが抜けた後の4番打者を任されたみたいだが、柳田が戻ってきたら、どの位置で打つのかにも注目している。まあギータは3番に置くのかな?
中継終了後、放送時間が余ったのか、2019年前半戦のホークスのホームランの場面だけを編集した映像が流れだした。デスパとグラシアルがやはり多い。デスパ、グラシアル両外国人のパフォーマンスに付き合っている高谷の出演回数が一番多そうだったが(笑)高谷って、外国人投手と組まされることも多いし、謎に国際コミュニケーション能力が高そう。グラシアルとのパフォーマンスはボクシングの相手役で、いつも高谷がKOされる役なんだけど、北九市民で行われたゲームではグラシアルが高谷をスルーしてベンチに入っていった後、走者で還ってきた川島慶三の方が高谷をKOしていて笑った。いろいろ細かくバージョンを変えて、ファンを楽しませようとしているんだなぁと感心した。で、次に実際に慶三がホームランを打ってる映像が流れていた。川島慶三の今年の唯一の本塁打は北九州でのものか…そりゃ参考記録だな(笑)
荻野が快調にバットマンレースの先頭を走っていた頃も今は昔、完全に森と吉田正尚の一騎打ちの様相になってきてしまった。グラシアルは.328。森は.332、吉田は.325。グラシアルと森、右と左の違いこそあれ、スイングスピードは勿論の事、双方バットの出方が良すぎる。あれだけヘッドが残っていれば、どんな球種にも対応出来るし、どんなコースに対してもコースに逆らわずに打ち返せる。
吉田は球際の強さを先日の記事でも書いたけど、オリックスロッテの3戦目の清田の同点に追いつく本塁突入を防いでいたのも、吉田が左中間の抜けそうな当たりをボールを取り押さえて、正確にカットマンに返球したから生まれたものだった。打撃だけじゃなく、そういうところもキッチリ出来ているところが、この選手の魅力。
さてパ・リーグは大詰め。今日ホークスは試合がないけど、ライオンズが敗れるとマジック点灯。同じパ・リーグだけど、もう別世界の話。ゴールテープを切るのを眺めているだけなんだろうなぁ…とりあえず今週末はホークス戦が組まれているけど、デスパを除きほぼベストメンバーが揃ったホークスにどこまで食い下がれるのかマリーンズ?マリーンズがホークスに勝ち越しているのも、相手の状態が悪い時に叩けただけだったのか、そうじゃないのかが、この3連戦でおぼろげに判ってくるだろう。
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