中盤まで美馬の前に4対1と3点のリードをつけられていた。美馬に抑えられ、ボルシンガーが自滅気味の内容で、負けパターンな試合。6回表に大地の2ランで1点差に詰め寄って、そこからマーティンの死球、井上の投手強襲安打で作ったチャンスを5番角中が送りバントで広げようとしたところ、相手側に守備のミスが生じ、負けパターンの試合だったのにあっという間に追いついてしまった。イーグルスはとにかくバントの処理が酷い3連戦だった。捕手に経験の浅い選手を起用している事が原因なのか、とにかく投手との連携及び声の連携がメチャクチャ。ボールカウントを悪くしている事も原因なんだろうけど、ヘッポコな対処しか出来ないような選手に「バントをさせない投球・守備」を要求しているのであれば、それが原因で選手側にプレッシャーがかかってるような…そんな儲けモノの2日間、楽天ミス市場大セールだった。
完全にマリーンズに流れが傾きかけたのに、そこを宋家豪に鎮火される。この状況で出てきて無死2,3塁を0点で凌ぐかね…いや、あらためて「いい投手」だと思ったね。
その後789回は両軍中継ぎ投手が踏ん張るのだが、イーグルスが7回ブセニッツ、8回森原と「勝ち」で来ているのに、マリーンズは6回永野が7回1死まで、1死後阿部、8回は東妻と「ビハインド」とも思える面子で凌いだ。これシーズンで一番大事な「直接対決」で、よく我慢して「勝ち」組を温存したよなぁ…2戦目はマーティンと角中をスタメンから外していたのも休養だろうし、ベンチの総力で戦った意義は大きい。何より、この後のオリックス4連戦に効いてきそうな選手起用だった。ただ阿部あたりは相当ヤバかった。いきなり浅村、ブラッシュに連続四球だからね…よく銀次をゲッツーに取れたよなぁ。
9回は両軍クローザーを温存して、イーグルスが森原の回マタギ、マリーンズが酒居だった。森原こんな使い方してたら潰れるぞ…9回は先頭奨吾がなんと15球も粘り、さらに浅村の緩慢な送球対応から生かした走者を皮切りに2死満塁まで追いつめるも、凌ぎ切られた。森原は2イニング39球も放らせられるも崩れなかった(これ既に50試合以上放っているピッチャーに強いる球数じゃないだろ…)。
そして10回表1死、アジャが3-0から投じられた松井の真っすぐを狙い撃ち、バックスクリーンに叩きこんだ。まさに4番の仕事で、マリーンズの直接対決勝ち越しを呼び込んだ。
熱戦続きだったこの3連戦だったが、イーグルス側のミスがやはり目立ち、その分だけ勝ち越せたような気もする。先発投手の顔ぶれ、勝ち継投の中継投手の質量は相手の方が圧倒的に上だったけど、マリーンズ打線もよく食い下がった。3連勝した後のカードで必ず失速していたチームが、とうとう勝ち越した。現在の勢いでは明らかにファイターズやイーグルスより上の最下位オリックス相手の4連戦、相手も虎視眈々とCSを目指しているので簡単には行かないだろうが、イーグルス戦で作った良い流れを堰き止めないようにして頂きたい。
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