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2試合連続スミ2の上を行く相手の貧打にも助けられ石川ゴロの嵐

9/3 ZOZOマリン ロッテ 2ー0 日本ハム  視聴方法: 千葉テレビ 

石川が完全復調を印象付ける7イニング零封投球。4、6、7回は先頭打者の出塁を許し、5回も1死から走者を2人貯めたが、粘り強く低目に投げ、5回6回7回と3イニング連続で併殺打を打たせてピンチを切る抜ける事に成功した。
石川の好投に水を差すわけではないが、6連敗中のファイターズ打線の「小粒化」が、どこか石川の心に余裕を持たせた部分はあったと思う。中田、王の不調不在で3番西川、4番近藤という打線を組まざるをえなくなっているが、西川は好打者だがクリーンアップに置くタイプではないし、近藤は4番にしては長打が少なすぎる。まだ清宮4番の栗山流ギャグをかました方がマトモな気さえする。でも貧打マニアとしては垂涎のラインナップだよなぁ…前日のオリックスの「本塁打1本の打者を5人並べる」オーダーもそそられたけど(笑)なんつーか、4番平塚、4番山崎賢一…ロッテだと4番古川、4番立川的な暗黒臭。4番サブ…はキャラ的になのか、比較的チームが強かったので、そこまでの暗黒臭はしないけど。
4番堀幸一
誰ですか、コレが究極の暗黒だと感じている人は!ちなみに後半堀が4番に座った2003年のチーム本塁打数145が「千葉移転以降」最多のチーム本塁打数ですぞ!実は2019年も今現在で145で並んでいるので更新確実な記録だけど…

ファイターズ打線が小粒と感じる昨日の石川の投球内容を紹介してみよう。
まず21アウトの取り方だが、併殺が3、走塁死が1あるので17個分になるが、
フライ 5
ゴロ 10
三振 2
と、やはりゴロがフライの倍ある。最近他チームと対戦した時は結構フライアウトを取っていた印象があったが、昨日は低目に行っていた分ゴロが多い印象だった。それはアウトに取れなかった時の打球傾向からもうかがえる。
7安打の内訳が、
フライ 2
ゴロ 5
で塁間を抜けていったヒットが多かった。
雨の影響と、本人が不調と感じる出来の悪さから丁寧にいこうとした分、低目にボールを集めることに成功したが、それ以上にファイターズ打線が「ボールを上に上げられない非力な打線」ゆえに余裕のある投球が出来たんじゃないだろうか。
西武のように「取られても取られても取り返す」強力な打線のチームがある一方で、日照りにあったように初回の2失点を重く感じてしまうチームが、同時代の同一リーグに存在していることに野球の面白みを感じます。
マリーンズだって「2試合連続のスミ2」、初回のドサクサに紛れた2点しか取れていないんだから、この先厳しいものを感じてしまう。今はバファローズ、ファイターズといった歴史的貧打チームとやってるからいいけど、この後「ホークスアウェイ4連戦」と「ライオンズアウェイ4連戦」の大型イベントが控えております。打線の調子を上げておかないと…レアードが不振でオーダーから外すような策も講じているが、(荻野がいない今)3割前後の大地以外は「他も大して打ててない」訳だから、長打の恐さがある分並べておくのは有効だと思うよ。あれだけ打ててないのに、相手は「申告敬遠」とかしてくるんだし。以上「貧打史研究家」のmansengoがお届けしました。

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