中山ヒデがPRする「こんにゃくパーク」や麻雀教室のCMが頻繁に流れるテレビ埼玉の中継で視聴。マリーンズ完敗のゲームであった。2回裏にやらずもがなの4点目を取られた時に「あ、今日は負けました」というものを感じる。初回おかわりのタイムリーで先制されて迎えた2回裏、森のタイムリーで追加点を奪われ、なおも2死1.2塁という状況。ここで打席に迎えるのが9月7日の試合以来、1週間近くヒットが出ていない外崎。初回もチャンスで外野フライに倒れていたが、当たり自体は悪くなかったので要警戒だと思っていたら、やられた。問題はこの後。2塁走者の生還は仕方ないが、打者走者の外崎が送球の間に2塁へ進塁しようとして挟まれ、ランダウンプレーのボールが行きかう中、1塁走者の栗山の生還まで許してしまった。これが俊足の走者なら諦めもつくが、最終打席に出塁すれば代走を送られるようなベテランに決められていてはお話しにならない。このプレーで失った1点がデカすぎた。もっとも、その栗山も2死1塁から四球で出した走者なんだが…。
ここのところ復調していたとみられたボルシンガーが、シーズン前半のように制球に苦しみ、ストライクとボールがはっきりしているような状態。優勝に向けて意気上がるリーグ最強の打線に対してこの状態では丸焦げになるしかない。
対西武 7.11
対ソフトバンク 1.76
対日本ハム 2.65
対オリックス 6.97
対楽天 5.75
対戦相手による成績にムラがありすぎる。今年最後の登板は西武の次に苦手とするオリックス戦の順番だが、果たして…?
打線は松本の前に7回2安打。5つのフォアボールを選んだものの、ヒットは先頭荻野の復帰後初打席の1本と、7回2死後のレアードのボテボテの内野安打。ほぼ完ぺきに封じられた。力強い真っすぐがコーナーに決まっていたので、攻略するのが難しいような状態であった。この真っすぐを軸にカットボールとツーシームで微妙にボールを動かし、打者の狙いを外す投球が嵌った。時折カーブを投げていたが、ワンストライク取ってツーストライク目を取る時に稀に使っていた。点差が開いてくると大胆に攻められるのだろう。
8回國場、9回小川と、西武の怪しい継投タイムに入ってから打線が動き始めたが、時既に遅し。6点差(9回は5点差)は重すぎた。4点目の栗山の送球間生還と、6回の秋山の2ランが痛すぎた。秋山の2ランは6回ボルシンガーに代わった酒居が快調に2アウトを取って、金子にしぶとくポテンヒットを打たれた後に浴びたもの。金子のヒットは酒居からすればアンラッキー以外のものはなく、本人的には上出来のコースに決め球を放った。でも率の低い金子に対していいコースに決められて、率の高い秋山に対して甘いコースに投げていては…逆だろ。
やはり優勝狙いと3位狙いでは熱が違うのか?と思わせられるような敗戦。今日は今井VS西野なので、投手的にはマリーンズの方が上に感じるが…。
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