昨日は序盤は1球速報、途中からRakuten TVで逆転するあたりから6回裏ぐらいまで見て、その後軽く飲みに出かけた。
唐川と山岡という共にドラフト1位で入団してきて、イマイチ期待に応えられていない両右腕の投げ合いになった。

たとえば2回裏の唐川対マレーロの打席を1球速報で眺めながら、
「初球がど真ん中に行ってしまったから、コースに気を配りすぎて枠の中にボールを投げ込めていないのかな？」
などと想像ベースボールを膨らませる。それにしても、そのボール球を打たれてしまうなんて！！
そしてマレーロが走塁死。前日はホームに還れそうなところを3塁で止まって拙攻を演出していたが、今度は行ってはいけない2塁を欲張ってアウト…ですか？こういう走塁センスがない外国人選手がラインナップ上にいると、得点力もなかなか上がってこない。この回1点止まりで済んだのも、このプレーが大きかったかもしれない。1死3塁と、無死1，3塁じゃ状況はかなり変わってくるし、久々1軍登板の唐川が受けるプレッシャーも違ったものになっただろう。

そして5回表に一挙5得点の猛攻で試合をひっくり返した。この回が始まる前に円陣が組まれていたが、ドミンゲスも通訳を通じて参加していたのが印象に残った。アジャが追い込まれてからのホームラン。いいスライダーでカウントを稼いでから、ど真ん中に直球を投げ込む山岡-若月のバッテリー。ここからメッタ打ちモードに入った。この回、ヒットになっているボールはドミンゲスが狙ったカーブ以外は皆真っすぐ。解説の岡さんが、山岡が軽量ゆえに中盤以降のボールにキレを欠くことを指摘していた。確かに山岡って突如炎上するイメージが強い。軽量でボールが軽いゆえの悲劇として被弾数が他の調子の悪そうなローテ投手と比較しても多すぎることが挙げられる。
14位　涌井　4.39　被本塁打　8
15位　バンデンハーグ　4.63　被本塁打　13
16位　山岡　4.93　被本塁打　16
規定投球回数を上回っていて防御率4点台の3人を比べても、山岡の被本塁打数は抜きんでている。バンデンが本拠地が狭いことも考慮すると、「驚異的」とも言えるペースだ。これでローテを剥奪されていない方が不思議。
ちょうど、かつて広島県大会で覇を競ったライバル・田口もローテの座を剥奪され2軍落ちになったというニュースも入った。鳴り物入りでプロに入ってきても、なかなか結果を残せないものなのね…もっとも、5球団外れ1位の競合で入ってきた2年目クンが1軍で1度も投げていないのに比べれば、マシなのかもしれないが。

唐川はなんとか味方の援護にも助けられて今季初勝利。奇しくも自分のバースデーに合わせてくるとは…いや7月5日に「今季初勝利」では困るんですが（笑）4試合中、2試合がオリックス、2試合が日本ハム戦。昨年もオリックス戦と日ハム戦にばかり登板していた印象がある（21試合中6試合オリックス5試合日本ハム…）が、「オリックス戦専用投手」になっていってしまうのか、他のチーム相手にも投げさせてもらえるのか、その辺の「挑戦権」ぐらいは得れたのかな？
4番のダンベル男に対しては、2打席逃げまくって、3打席目も3-0まで行って、「もう俺とは勝負しないのかな？」と思わせたところから1球ストライクを取ったら、次のボールでモノの見事にやられた。ホームランを打たれても「いい場面」だったといえばそれまでだが、ピンポン球のようにボールを飛ばされるところに山岡同様の悩みを持っているのかとも感じたり。