週末の試合なんですが、土曜は全く見れず、日曜は6対0の8回表先頭打者ぐらいまで視聴。先頭打者の奨吾がストレートのフォアボールを選んだでいた(ここまで見た)けど、まさかこの後あんな展開になり逆転するとは夢にも思わなかった。
なので日曜の試合は序盤のやられるシーン(3回裏)について書こう。ポイントは無死1,2塁からの2番今江の打席。一時4番を任されていた今江はチーム事情からなのか、今は2番を任せられている。とはいうものの、ついこないだまで4番を張っていた男なのだから、
「ここはバントはないかな?」
と思っていると、あっさりバント指令が下される所が今江らしい。マリーンズ時代から何も変わっていない(笑)
ただ、今江はバントがうまい打者だった。その技術は近年錆びついてしまったようで、初球、3球目の一番バントしやすそうな134~140キロの真ん中よりの真っすぐで失敗していた。
これが3回裏の種市VS今江の全球だが、バントをやらせるような球速・甘いコースに投げていた種市が、追い込んでから「かなりいいコース」に投げ続けられたことに驚いた。初登板の時にも書いたが、「むしろ真っすぐより変化球のキレが特徴的」で、この今江の時も三振を狙いに行って取れそうなボール(フォーク、スライダー)を放っていた。今江はバント技術は錆びつかせたくせに、バット投げ技術の方は進化を遂げているから、かろうじて逃げられていたけど。むしろ審判を欺く技術の向上に驚かされる(笑)バットを投げて、種市のストライクからボールになるフォークをかろうじて当てた時も、アジャがダイレクトで捕球したファーストファールフライになったと思ったら、審判がファールに改め、この間井口からの猛抗議も入り、試合が中断した。種市はこの「間」と自分に不利な判定を受けて、すっかりリズムを崩したのか、今江に対した時のような粘りも消え、あっさり4点を失い、この回までとなってしまった。
種市らに先発の座を奪われていた唐川がこの後を受けて、3イニング無失点の好投を見せ、結果的にこれが逆転につながった。つながったが、唐川の内容を見ると「…」。なぜ抑えられているのか、自分でもよく判っていないようなマウンド上での佇まいだった。
昨日の解説は井上純だったのだが、密かにこの人の解説は参考になると思っている。特にペゲーロの不調の原因である左肘の使い方の話は、ここ最近聞いた解説の中では最も具体的で踏み込んだ内容だった。
「なるほど、これが高目攻めにあう理由か…」
実績のある外国人打者を途端に打てなくしてしまう、日本人投手たちの「質の高さ」も改めて感じた次第です。
昨日勝利したことにより「死のロード」を4勝5敗と、なんとか踏みとどまったマリーンズ。3勝6敗と4勝5敗ではえらく印象が違うので、昨日の勝利はかなり大きいと思う。ただこの間、ボルシンガー離脱などのショッキングな出来事もあり、シーズン最終盤これ以上のペースで勝ち「マクれ」るイメージが全く湧いてこない。
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