昨日の試合は7回裏ぐらいより視聴。中村奨吾が練習中に10針を縫うケガを負ったと聞いていたのですが、その奨吾が8回裏に代打で出て来たのでビックリしました。なんでも病院から再び戻ってきて出場を直訴したらしい。なんか凄く変わったなぁ…と思いました。一度掴んだレギュラーの座を離したくない、大地あたりから強烈に影響を受けているように感じました。今年開幕当初の大地の処遇を見れば尚更でしょう。
7回裏、それまで3安打に抑えられていた有原が一旦マウンドに上がったものの、投球練習中に違和感を訴え結局続投不可。次に出てくる投手は緊急登板の様相が濃い訳ですから、マリーンズとしてはかなりのチャンスのはず。「こういう場面で出てくるのは300ホールド男だろうなぁ…」まあまあ大地からですから、その後のスイッチの2人も含め、左投手を出してくる場面でもありました。最初こそボールがバラついていたんですが、大地を抑えるとほぼ完ぺきに。バルガス、翔平といった右打席に立ったスイッチヒッター2人に対しては、打てそうもないコースにばかり投げてきました。
バルガスがインコース膝元に曲がり落ちるストライクからボールになるスライダーであえなく三振に倒れると、「ボールの見極めが出来てませんね」とのたまう有藤氏…おいおい、ここまでチームTOPタイの12四球を選んでいるバッターに失礼な物言いだろ、と憤っておりました。意識して低目には手を出さないようにしている、という話もどこかの記事で見かけましたから、そういう情報もインプットせずに相変わらず「その1打席」を目の当たりにした印象で解説している模様です…時代も令和に移るのですから、そろそろ昭和の遺物的な解説者はお引き取り願いたいと思った瞬間です。それぐらいキレ味鋭かった宮西のボールを、バルガスと同じスイッチで右打席に入った、あの翔平がヨツダマを選ぶ…「やるな!」と素直に思いました。まあ走者としては相変わらず「やらかしたな!」でしたが…。
昨日は相手投手陣が良く、ノーチャンスに近い展開でしたが、最終回に相手クローザーの秋吉を攻め「一打同点、逆転サヨナラもあるでよ」というシチュエーションを作りました。これも石川の後を受け2イニングを投げた種市、その後の西野が失点を与えず繋いだから。僅差のビハインドゲームでも、しっかり後半勝負に持ち込める態勢が出来つつあります!種市はコース的には危ないボールだらけなのですが、やはり若さの特権、ボールの力でファイターズの打者陣を封じ込めました。1死1,3塁で近藤、横尾と続く高確率で1点は取られそうなところも踏ん張りましたからねぇ。近藤を三振に切ってとったボールは高目から抜け落ち真ん中に入ってくる抜けフォーク、横尾への初球はど真ん中の真っすぐでした。これを着払いのスイングをさせたり、ジャスト・ルッキング(見逃し)させたり出来るのは、それだけ腕の振りがいいのでしょう。フォークを投げている時の腕の振りも、真っすぐの時と変わらないのがスロー再生を見ていて判りました。好打者近藤をもってしても、あのような力ないスイングになってしまうのは、種市の高目へ抜けてくるボールでさえも「速い」と感じさせることが出来、フォークだったと判った時に慌てて対応しても「遅い」という事だったのだと思います。
マリーンズにとっては最高に近い形だった先週の1週間。マリンに西武を迎えての3連戦は一転して打ち合いの可能性を秘めていると思います。抜群の安定感を見せた先週の投手陣ですが、手負いのホークス&打撃低調でいつも投手戦のファイターズ相手だったから…という側面も見逃せません。真価が問われる対ライオンズ3連戦になることでしょう。
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秋吉って足立新田ー中央学院大っていうラインなんですね…経歴的には応援したくなる「地域」です。
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