昨日は帰宅が20時頃と遅かったんですが、試合時間が長かったので2時間ほど楽しめました。
相内も、もう7年目ですか。未だ未勝利だったんですね。100球超えても145超の真っすぐでグイグイ押せるスタミナは魅力的です。もう少し使える変化球が増えれば…最終的にはエイ、ヤーで切り抜けようっていうところが打者側にも伝わってしまい絞りやすい状況です。この現状を打破しない限りは、安定した成績を残すのは難しそうですね…。
そんな相内のプロ初勝利の夢を打ち砕いたのがアジャ。こちらも嬉しい今季初本塁打。高目の釣り球(全部ボールゾーン)4球で2-2に持っていかれて厳しいかなと思ったら、決め球のフォークの落ちきらないところを叩きバックスクリーンに運びました。バッテリーの配球ミスにも、相内の変化球の精度の低さにも助けられた一面はありましたが、これをミスなく仕留められるのは昨年の井上そのものです。
その後終盤も激しい点の取り合い。7回表に酒居が3点失った時は「今日は終わった…」と思いましたが、打線が奮起して取り返しました。3点差を追いつく最後の一打を放ったのは大地でした。やはり勝負強い。打率はそこまで高くないんですが、いいところで打っている印象が非常に強い。代名詞のスリーベースになりましたが、狭くなったZOZOマリンでは今季初。ZOZOマリンが狭くなって以降チームで三塁打を放っているのは奨吾、藤岡が各1本づつで、昨日の大地のがチーム3本目でした。ちなみに現時点での「パ三塁打ダービー」ですが、
3 茂木
2 西川・森
と順当なカンジですね。
これでマリーンズペースかと思ったら、9回クローザーの益田が木村に一発を献上し勝ち越されました。それでも追いつくのですから強力西武打線と互角に打ち合ったと思います。
殊勲の同点タイムリーを放ったバルガスでしたが、直後の延長10回ファーストの守備でミソを付けました。3-6-3(4)のゲッツー確実と思われたところで、二塁へのボールが逸れ、アウト1つしか稼げませんでした。結局この走者が決勝のホームを踏むことになってしまいます。決勝打は愛斗のプロ初ヒット。3塁線を破られ1塁走者の長躯ホームインを許してしまうのですが、この状況で3塁線を破られる事自体が厳しい。確かにいろいろなポジションをこなしている大地ですから大変なことは判りますが、もう少し三塁線を締めておけば止められない事は絶対に無かった打球ですし、この場面でのセオリーでは絶対にライン際への意識を高めておかなければならないところでした。昨今はデータで大胆なシフトを取りますが、そこまで豊富なデータがあるとは思えない愛斗の打席で極端な移動の指示は無かったところだと思います。
奇しくも殊勲打を放った2人の緩慢な守備から決勝点を与えることになってしまいました。打たせて取るタイプの唐川からしたらたまらないところだったでしょう。
この3連戦、守備力の差がそのまま2敗1分という結果に跳ね返ってきたと思います。特に連携プレー。ライオンズはカットマンへ正確に送球し、そのカットマンが鬼のような好返球を投げ続けておりました。そこへ3塁コーチの判断も状況に応じたものと言い難いものがありました。ライオンズの中継プレーはアウトになる確率が(他球団のそれよりは)高いという事で、今後は多少のバイアスはかけてほしいですよね。まあ、それ以前の問題の方が大きいか…。井口監督の「任命責任」も問われそうなところです。
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