菅野対石川のWBC代表同士の投げ合い。
初回を見る限りは明らかに石川の方が調子は上だった。なのに…。
菅野は10失点炎上して抹消されて以来の登板。元々あまり腕の角度がよろしくない投手だと思うのだが、今年はとみに腕が下がってきているように見える。昨日の内容もあまり(抹消前と)変わりばえしないもののように見えたが、大量援護を受けたのと、マリーンズ無名塾の連中が余裕綽綽の菅野に弄ばれてクルックルッと回った。
一方、初回の石川を見た時は震えた。最速153キロの真っすぐでグイグイ押す石川。
「菅野とのエース対決で燃えるものがあるのか?イニング数とか関係ナシに行けるところまで行こうという意思の現れなのか!?」
調子のいい亀井、坂本といったところをボール球も振らせて連続三球三振に取る。更に丸にはカーブを1球投じたが、こちらもほぼほぼ真っすぐ1本で攻め込み三振。リミッターを外した時のこのピッチャーのポテンシャルの高さにあらためて震える。
が、一抹の不安もあった。全部ボールが高い。ホームラン量産球場でこのボールの高さで全球勝負していくのは危険すぎる。最近は高目のボールの有効性が注目されてきているというものの、やはり狭い球場でホームランになりやすいボールは高目だ。2回、岡本は抜けたカーブで運よく打ち取れたが、大城には高目の真っすぐを上から叩くようにうまく左中間に運ばれた。そしてパ・リーグ出身の陽岱鋼からシンカーも使い始めた。「今日は一廻り目はシンカー封印して、真っすぐのイメージを植え付けるゲームプランかな?」とも初回の150超の真っすぐ偏重投球を見て思ったのだが、高目に行きがちなボールを見て、前倒しでこの辺から使い始めたのだろうか(まあ結局このシンカーも高目に行くことが多かったのだが…)。結局陽にタイムリー3ベースを放たれ先制され、菅野の拙守で3塁まで行かれたことによって、内野ゴロでもう1点失う事になる。「菅野先輩」(東海大系列の大先輩)との菅菅対決に舞い上がっていたのか、昨日の菅野は好守に精彩を欠いた。
3回も4回も同じような形で失点した。「ソロホームラン+そこからもう1点」。はっきりいって亀井の一打はあちらが上と思えるような、ストライクからボールになるシンカーをすくい上げられたもので、そこまで悲観するようなものではなかったが、菅野相手に3点失ったことで自制が効かなくなっていったよう思う。せっかく真っすぐが走っていたのに、ゲームプランを重視するように2廻り目はシンカーを多く使い、それを捉えられた。この辺は江村ももうちょっとなんとか出来なかったものかと思う。やっぱり走ってる真っすぐを見た後に甘いシンカーが来れば、打者側からすれば捉えやすい。ちょっと昨日は(回によって)偏りすぎていたかなぁ…ま、でもジャイアンツ打線恐ろしいね。特に大城。これはキャッチャー廃業させてでも打者として育てたいガッツ、和田パターンのバッター。
マリーンズも土曜の大逆転の勢いを保って中終盤は追い上げた。8回表は「一発出れば逆転」という状況で、とっておきの代打・アジャを送り出せるところまでお膳立てしたし。初球のカーブに手を出し最悪のゲッツーで一気に逆転の機運がしぼんでしまった。ラジオの解説をしていたのか、ノムさんがこのアジャの初球(待っていないであろう)カーブに手をだして凡退したことを酷評していたけど、最近の野球では「むしろ打っていくべきなんじゃないか?」とも思う。まあその辺の話は別の機会に譲るとしましょう。
昨日は日テレにサトがゲストとして呼ばれていたので、ヒヤヒヤしながら、いつものようにツッコミながら、そちらで見ておりました。鈴木大地が守備位置ジプシー生活を余儀なくされながらも打席内で結果を出し続けている話になった時、「僕だったら文句の一つも言いたいところです」なんてのたまっておりましたが、「アンタ実際に文句言ってただろ!」と思わず画面に向けてツッこみました(笑)
交流戦の名シーンを集めた映像で自身が2年連続雨の神宮で逆転満塁弾を放つ映像も流され、「神宮で満塁になると、打てる気しかしませんでした」とビッグマウス。「そういうのは千葉限定(チバテレ限定)にしておけ…」
「里崎さんは交流戦は好きでしたか?」と問われると「大好きでしたね。特に巨人戦。知名度を全国区に上げられるので。TV放送が始まる時間ぐらいから頑張り始めました。ガッハッハ」。いつものように暴れまくっておりました…。
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