ショートスターターらしき先発が来た時、打順を組むのが悩ましい。だって、その下位打線に左腕対策(右腕対策)で置いた選手に回る頃には、逆に右腕(左腕)に切り替わってる可能性があるんだから。スターターが1イニング、2イニングしか投げなかった時その可能性も高まってしまう。
「今日の先発は堀か…何回まで投げるのかな?うーん香月で行こうかな…それとも大好きなヒロミにしようか…悩む~。うーん考えても分からないから、(スイッチの)三家にしちゃえ~」
マネージャー井口は、そんな軽い気持ちで三家をスタメンに起用してしまったのである!
「堀が1廻り目で交代しちゃったら、三家の2打席目に代打送ってもいいしね。普段三家は代打で出てもらってるから、今日はスタメンだけど1打席で交代する「スターター代打」で。あ、俺ってば野球に革命起こしちゃうかも!?もう絶対、三家の2打席目には代打送るからね~」
実は昨日の三家は1打席のチャンスしか貰えない予定だったのである!
そんなこんなで初回に打者一巡。無事、三家は「スターター」の堀と対戦出来た。
カポーン
「ハハハ…俺の采配、当たっちゃったよ(ヤバい、ホームラン打つなんて思ってなかった。三家に2打席目も用意してあげないと!ヒロミが使えない!)」
初回望外の7点が入ったのに、井口の笑いが引きつっていたのはそのためである。
オシマイ
と、まあ久々にショートスターター対策を元に大ネタをかましてみました。おはようございます、mansengoです。
でも相手がショートスターターで来たら、こういう1打席目だけの「スタメン代打」っていう考え方もあってもいいんでない?唐川も先発なのに初回で替えて、2回からチェンを投入して3イニング放らせたのも、そういう(相手打線に対しての)目くらまし的な効果を狙ってのことだったのかもよ。
前の日の浦野は本格的先発転向で、昨日の堀はリリーフ続行のショートスターターだったんですね。なんでも、後を受けて第2先発的役割のロドリゲスが登板予定だったとか。でも栗山監督のゲームプランを7失点でブチ壊してやりました。仕方なく2回も3回も、そして4回もマウンドに上がる堀。4回途中から継投に入っていたが、出てくる投手は敗戦処理的役割の投手達。最後はユウちゃんに3イニングを任せ、大敗のお詫びファン感謝デーになっておりました。まあ栗山監督は32打席連続ノーヒットの「札幌のC-3POこと癒しの存在」キヨミヤ君をずっと使い続けるぐらいのショーマンだから、それぐらいは朝飯前。
一方マリーンズ、初回の攻撃は見事だった。特に2番三木、3番大地と連続送りバントが「オールセーフ」になり、無死満塁を作れたのがデカかった。三木のは、バントとしては失敗バントだったけど、荻野の鬼スタートのおかげで相手の野戦を誘えた。おそらく宇佐見から転送されたボールをショートの石井が「2塁は間に合わない」と見切って、ベースにつかずカットして1塁へ投げていれば、1死2塁にはなっていた。また続く大地は3塁線に絶妙なバントを転がしたが、既に取って投げても間に合わないタイミングだったので、「頼む、切れてくれ」とボールを取らずに見送っていれば、或いはファールに終わっていたかもしれない。相手のバント処理の判断ミスが致命傷になっていった。実は打撃成績を見るだけでは判らないけど、5番の奨吾もバントしてました。こっちは失敗したので2ストライクからヒッティングに切換え、あえなく三振。初回のバント、3本中2本は「失敗バント」と、こちらもやらかしていたんですが、荻野に救われたのと、相手が上を行くヘボだったので助かりました。こうして三家のプロ入り初ホームランが生まれたのでした。チャンチャン。
オシマイ
て2度も締めるな~。その後、2回以降ヒット3本しか打ててない事もナイショです。でも2点も追加点奪えちゃってる。4回の1点は解説席の稲田が解説席から見ているとよく判ったらしいんですが、レフト犠牲フライを処理した近藤はダイレクト狙いでホームへ返球したのに、カットに入った石井一成がカットしてしまったのでホームが間に合わなかった公算が強かった、と話しておりました。(高い位置にある)放送席からはよく見えるので、近藤の送球がワンバウンドできっちりホームへ返球出来ているラインが出来ているのが判ったそうで、マリーンズとしてはここで追加点を挙げられなかったら2回3回に1点づつ返されていたので嫌な雰囲気になるところでした。ところどころで一成がやらかしてくれたおかげで、8安打9得点の効率のいい攻撃になっちまいました。でもこっちのWASEDAも、そんな中バント失敗に、一人蚊帳の外の5タコ…。ワセダミス感謝デーでもありました。
こちらの継投は5回まで種市が投げた後、6回唐川、7回松永、8回酒居…と大量得点差と思えない勝ち試合継投。4連敗してきたチームはこういう時にピッチャーを惜しみなくつぎ込めます。でも酒居は1死も取れずに2点奪われたので、さすがにそこで石川を送りました。石川は9回を予定していて前倒し登板だったんでしょうか?9回は益田ではなく東條でしたが、おそらく東條は非番だったのに酒居炎上→石川8回投入で急遽マウンドに上がった可能性もあると思いました。
種市は相変わらずダイナミックでした。7点のリードをもらってると思えない位、いつもの投球。二木や佐々木など、若いのにKOTESAKIの投球している連中は見習った方がいいんじゃないかと思う反面、あの試合展開だったら、もうちょっとセーブする術はないのか?とも思える投球でした。まあ俺はそういうの全然嫌いじゃないけど。
なんとか今年最後の試合で札幌で1勝出来ました。次は札幌から福岡へ移動してのホークス戦ですか。ホークスも6連敗で落ち目だったのに、昨日ようやく脱して息を吹き返しているのか…それとも、やはり下降線を辿ってるのか?グラシアルがいないのはデカいよ。
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