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5点差からの盗塁死で追い上げの流れを断つ走塁改革

4/7 東京ドーム 日9-6ロ
視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial(PC)

昨日の試合は1~5回ぐらいまで見て、その後出かけた。
東京ドームでの昨年の「悪しき思い出」が甦ってきそうな試合展開。空中戦に持ち込もうとするも、火力不足でB29対竹やり…もとい6本塁打対1本塁打という結果がそのままスコアに結びつく…。

試合すべてを見ていないので、序盤の戦い方で気になった点をいくつか話してみよう。チームは走塁改革を掲げているけど、相手には「どうせ、このカウントで走ってくるんだろ?」っていう部分を大っぴらにしているようなもんかなぁ、とも思う。
ハンカチおじさんは崩れていきそうな気配が常に漂っていたんですよ。小康状態になった途端に四球をもらった奨吾がカウント1-2から走り盗塁失敗。この盗塁の時、キャッチャーの清水がアウトサイドに寄ったんですよね。つまりウエストボール気味のボールをピッチャーに要求していることが分かった。変化球の多い…というより、殆どが変化球だったハンカチおじさんだけに走りやすいという部分があったんだろうけど、せっかく四球で崩れかけているのに、判で押したように走って(走らせて?)相手に1死を献上してしまったこのアウトが昨日の戦局を大いにマリーンズ不利の流れにするものだと感じてしまったぞ。「もっと早くつぶさないと」と言う前に、ここは走者を走らせない指示を出すことが大事だったんじゃないかな(ハンカチは次の回3四球を出して自滅降板していった)。

結局この連敗になる前にオリックスに勝ったときとは逆の展開の乱戦。追いつきそうになると、突き放され、最大5点差を2点差に詰めたところで更に5点差に離され、最後3点差まで追い上げるも「最大5点の差が結局は大きかった」という結果に終わってしまった。空中戦をやるには重火器が必要。4番のアジャがライナーヒッターなので、いいスイングをしてもスタンドまで届かないんだよね。また菅野も大学時代に六大学の2塁打記録を作ったミスターダブルぶりを見せつけたけど、外野の頭は越すけど、スタンドには入らない打球を量産しそうな気配。藤岡に関してはフライボール・レボリューションに毒されているのか、邪飛と外野フライが多くなりそうな(実際多い!)、コスるようなバットの軌道。まあ2人とも、それなりに四球を稼げているので、井口新監督の野球の方向性にはあっているんだろうけど…乱戦になった時の「最後の決めの一打」を誰が打つのか?走者が貯まったときに一気に返せる力がないと、こういった乱戦を取るのは難しいのかなとも思いました。
もっとも乱戦が多くならないようにするには先発投手のゲームメイキングが必要になってくるけど、6人で回す週は2~3回は乱戦になりそうな気もします。接戦に持ち込めないと、走塁改革も意味をなさない。なので5点ビハインドで盗塁死になるアホさ加減も含め、頭が痛いところでアリマス。

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