25日の試合は都合により未見。26日のゲームの観戦記です。
外国人左腕の前に4安打(うち1本は清田の止めたバット…) – 千葉中央マリン26ポイント
実は今年の辛島のことに関して、4月5日のエントリーでちょこっと語っている。「あ、腕をやや下げたんだな」といった事に気づき、その理由をすぐに察知する野球脳。昨日の序盤、左打者に対しての方が制球不安になっている事もすぐ感じた(坂や松本が指摘する前に、それぐらい気づいているやーい!)。
「やっぱり横にすると、角度は増すけど投げづらい面もあるんだろうなぁ」
マリーンズは適度に左バッターを混ぜているオーダーを組んでいるあたり、「判っているな」と思った。
ただゲームの方は両軍大拙攻大会になった。マリーンズも勝つには勝ったが、あと一押しもフタオシも出来る展開だったはずなのに、終わってみれば1-0の辛勝で、涌井サマサマのゲームになってしまった。
初回平沢が四球出塁も牽制死。それでもめげずに中村が2死から出塁して足でかき回す。二盗、三盗を連続で決め、足で立ち上がりのイーグルスバッテリーを揺さぶった。この動きに打者への集中を欠き、二つの四死球で満塁まで詰め寄ったが、清田は三振に倒れた(まあこの打席の時は辛島のボールがいいコースにいっていたので、しょうがない面もあった)。
そして3回表に先制点が入るのだが、相手外野手の「声の連携不足」といったミスで超ラッキーなものだった。結局これが両軍唯一の得点になるのだが、あとは大拙攻博覧会の趣で、押せ押せのマリーンズも盗塁失敗、バント失敗、相手の好守に阻まれたりで、決して勝てる内容のゲームではなかった。大きな声では言えないけどオコエな勝ち…もとい「不思議な勝ち」に入る部類のゲームだった。
オコエはミスを取り返すべく入った打席でも三球三振。無死三塁という絶好の同点機に、為すすべなく、すべてボール球を振っての三振で印象最悪だった。当然といえば当然だが、次の打席では代打が送られた。オコエと「お見合い」した島井も2打席連続、涌井の外のボールを振らされての三振。こちらも最終打席は与えられなかった。打率1割台に沈む打者3人を7,8,9番に並べた梨田。こちらの「期待通り」の結果に終わってくれたアン・ポン・タンのおかげで掴みとれた勝利かもしれない。
俺のキ…嶋もスクイズ失敗に、奨吾に3つ盗塁を決められ、盗塁成功率の高い荻野を刺すというビッグプレーも霞む内容。こちらも8回裏にオコエ・島井同様代打が送られた。代わって登場したのがホークスから移籍してきた山下斐紹。「山下」で出てきた時は一瞬「誰?」と思った。髪を伸ばしていたので判らなかったが、習志野高校からドラ1でホークスに入った彼でした。ドラ1で入っても、育成出身のキャッチャーに負けるんだから…でもイーグルスで働き場を見つけ事に嬉しさを感じているのか、生き生きとした動きを見せていたね。福浦パイセンも1つ積み上げて、いよいよ「あと25」。3年前ぐらいは「2,000無理だろ…」と思ってたけど、ようやくここまで来た。
涌井は終盤になればなるほど球速が上がるタフネスぶりを披露。左打者の外角に逃げるボールが有効に感じた。あれはツーシームだと思うのだが、「フォーク」表示されているね。いわゆるスプリットなんだろうけど、涌井は縫い目に指をかけているので、スプリットというよりツーシームシンカーの方に属するボールに思える。まあまあカット系のボールも含め大半が「動かしている」ボール。それら球速も出ているので、力不足を露呈した楽天下位打線には手抜きでもOK、上位だけ気をつけてスイスイと完封してしまった。
マリーンズというより「イーグルス大丈夫?このままじゃあパ・リーグのオミソよ」といった方に気が行ってしまうゲームでした。
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