試合はDAZNで中盤すぎぐらいから視聴。
石川が5回でマウンドを降りていた。「今日は結構球数を要しているなぁ…」と3回ぐらいから思い始めていたので、6回で100球に到達することはなんとなく想像がついたが、まさか6回の頭からスパッと替えてくるとは思わなかった。これもボルシンガーが完封したゲームが大きかったかな?あの日中継ぎが休養出来たおかげで、早めの継投に出れた。
それにしても、こんなに閑散とした甲子園を見たのは初めて。あれでも24,000も入ってるらしいが(笑)
メッセンジャーが地震の影響で前日練習に参加できなかったことは試合前の報道から聞いていた。なんとなく、そういう戒厳令下で試合をしているような一種独特なムードを感じた。回の合間にも地震が急に起きた時の注意事項がアナウンスメントされていたし…
更に強い雨も降っていてマウンドコンディションも悪そうだった。ヒーローインタビューを受けた石川が「初めての甲子園はどうでしたか?」と聞かれていたが、そんなセンチメンタルな気持ちは持ち合わせていないらしく、本当にマウンドコンディションの事を話していたのには笑った。
内がマウンドに登った時、強雨の中でもロジンを地面に置いているのに違和感を感じていたら、解説の上田が「ロジンをおしりのポケットに入れておく微妙な感覚が嫌なのでしょう」と繊細な投手の心情を解説。和歌山出身のアンダースロー投手の割には益田に対するコメントが少なくてガッカリ。益田も同郷で、アンダーとは言えないまでも、体の使い方はサイドスローの投手のようなもんだし。大谷については「ボールが重い」という表現をしていた。う~ん、そこまで重い球質だとは思わんが…(被弾が結構多いタイプだよね)。
阪神の打線が弱いことが感じられた。3回裏無死1,3塁で打席にメッセンジャー。ここで1塁走者だけ送るタイプの送りバントをしてきたけど、「メッセって打撃がいいはずだから、そのまま打たせた方が確率が上がるのでは…」と思ってしまった。この無死及び1死で1,3塁の時に1塁走者だけ送る「セ・リーグ野球」を見させられると萎えるんだよね…。結局ここを0点で凌げた事が、終始マリーンズペースの試合になった要因だろう。
マリーンズは終盤「もう1点」を取りに行く時、清田に犠牲バントを指示。清田も5個目となる犠打を決めた。今年のマリーンズの打線の特徴に「5番に送りバント」をさせるケースが多いことが挙げられる。清田の前に5番に入っていた大地も既に7個決めている(5番時代に何個したかは覚えていないが)。清田5番は大反対だけど、1個だけいいところを挙げると「終盤に送りバントを命じられる」っていう事に関してだけは良いかも(笑)意外と出塁率の高い4番打者が回の先頭打者で、期待通り出塁するケースって多い気がするのよ。特に終盤において。ここで5番が完全スラッガータイプだと、どうしてもゲッツーの危険性と隣り合わせなんだよね。
石川は「パの打者は甘い球を見逃してくれない。状態を上げていく」とコメントしていたが、これは相手がセの球団の中でも特に打線が弱い阪神だったから、なんとかなった事を暗に言ってるようなもんだね。セパ交流戦で長らくパが優位を続けているうちに「ここで負けているようじゃ、いかん」っていう気持ちがパ球団の選手に染みついてきたね。「アジアのチームに負けているようじゃ、いかん」って、どこかの国では大騒ぎになってるみたいだけど(笑)
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