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松永、薄氷の対中村の局面でフォークを使う

8/21 東京ドーム ロッテ 6ー4西武  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

多和田4回まで36球の快投、一転5回裏1イニング50球の乱調で降板。このピッチャー、とにかくビッグイニングを作られるイメージがつきまとう。12勝しているが、打線の援護で勝ってきているのかな。それにしても二死満塁から15球粘ってタイムリーを放った岡の一打がなければ入らない6点だから、岡の粘りに尽きる試合になった。

それまでの2打席は荻野貴司なみの淡泊さで、3球目、2球目を打って、それぞれ内野ゴロに終わっていたのに、この打席では15球粘れた。背景に2死満塁で内側を攻めきれない多和田が外中心で勝負せざるをえない局面だったので、なんとかファールで逃げられた側面があった。10球過ぎたあたりからはそうもいかなくなり、結構内側にも食い込んでくるボールを投じるも、岡がなんとかバットに当てた。3-2以降は全球真っすぐ系で、四球も出せない分、やや甘いコースにも行きがちだったが、岡も仕留められなかった。ただ、これだけ同じボールを投げ続ければ球威が落ちてきているのは明白であり、最後はタイミングが合ってしまう。福浦の死球、田村・平沢の四球と下位打線3人に四死球を与えて満塁にしてしまったことで投球に制約が出てきてしまう典型的な例となった。

マリーンズはその後、多和田の後を受けた「移籍後初登板」の小川や、「クローザー失格」の増田といったライオンズの怪しい継投から点を取れず、有吉が6-2からすぐに6-4とされてしまったので、状態の上がらない中継ぎ陣にすべてを託すことになった。
最近は方程式の「解」が解けない状況だが、一応、7回岩下ー8回益田ー9回内なのか?昨日は8回に松永がマウンドに上がったので、本来一番大事なイニングのところが「場当たり的」にその日の状況に応じて起用する形のようだ。
その松永は先頭の山川にヒット性のサードライナーを放たれ(大地が好捕)、続く森を歩かせ、前の打席ホームランの外崎にはセンター前に運ばれ、1死1,2塁。きな臭いにおいがしてきていた。そして打席に迎えるのは8月絶好調のおかわり君。かなり長い間、下で調整してきていたはずなのに、気づけば20本超えているんだから「さすが」の一言に尽きる。この時
「おや?」
と思った。松永がおかわりに対してフォークを投じたのである。1-1からの3球目、このボールで空振りを奪う。そして続けざまにフォークで三振を狙いに行くが、こちらは見逃された。ロッテレビで今年からフォークの習得に励んでいることを明かしていたが、実際に投げたのは数球程度と言っていた。そのボールをこの大事な局面で投じられたという事は「モノになってきた」ということなのか?

前の同じ右打者である外崎にはチェンジアップを使っていたのに、一転、おかわり君にはフォークを使う理由を考えてみた。
狭い東京ドームで常に一発を警戒しなければならない状況の時、おかわり君にはフォーク、外崎にはチェンジアップの方が有効という思想があったと思う。テクニシャンタイプはフォークをうまく拾えるけど、フルスイングしてくるおかわりには、むしろチェンジアップの方が恐い。全盛期に比べてスイングスピードが落ちているという指摘がコミさんからあったが、だとしたら恐いのは半速球。チェンジアップで中途半端にストライクを取りに行くより、腕を振ってフォークを真ん中から落とした方が「安全」という考え方なのかもしれない。よしんばボールになっても、それは仕方ないと割り切って。
(まあ外崎もこの日も含め18本もホームランを打っているバッターだから、一発の恐怖は同様にあるんだろうけど…)

判らなかったのは辻采配。おかわり君をサードゴロに切った後、8番の栗山のところで動かなかった。
「ここは打つ、打たないは別にして、メヒアを代打に送ってプレッシャーをかけるところだろ…」
左対左の不利もさることながら、相手バッテリーの心理面に影響を与えるにはメヒアを代打に送るしかないケースと考えた。ましてや東京ドームなんだし…
そんでもって9回表の先頭打者金子のところでメヒアを出してきた。
「おいおい、一発出ても追いつかないところでメヒア使うのかよ(笑)」
いや、これはツッこまざるをえません。なんでしょう?松永が左の森に四球を出したので、左打者の方が期待持てると踏んだんでしょうか?
右打者 .189
左打者 .222
確かに右打者の方が抑え込んでいるんだけど、栗山が松永を打ってるところの記憶がない。
今年 .500(2-1)
2017年 対戦成績ナシ
2016年 対戦成績ナシ
2015年 .000(2-0)
一応今季は2-1でしたが、ここ3年はそもそも対戦機会が殆どない状態でした。打ってるところどころか、対戦していない訳ですから、それは記憶がある筈がない(笑)

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