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1回と10回に4点づつ取られる東京ドームふしぎ野球

8/22 東京ドーム ロッテ 5ー8 楽天  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

最終スコアは点の取り合いのような壮絶な打撃戦をイメージさせるものだが、その実、両チーム計20イニングで点が入った回は4回だけの、ある意味「投手戦」な一戦だった。この試合はマリーンズ唯一の東京ドーム主催試合という以上に、CSを狙う両チームの「ミッドウェイ」とも言うべき重要な戦局になった。マリーンズは当然ながら、下にいるものとして、上に勝ち越していかないと上には行けない。イーグルスも岸-則本-美馬のエース級3枚繰り出して負け越すわけには行かない。そういう両チームの「この試合だけは落とせない」という背景が、この狭い東京ドームという舞台装置を得て、より特殊なゲームになった。

1回表のいきなりの4点。かなり意気消沈してしまいそうになるところ、マリーンズ打線の反発力は凄まじく、2回裏に一挙4点取って追いついてしまう。ふつう、この序盤を見たら「今日は打撃戦だな。8点ゲームぐらいか?ルーズベルトか?」などとゲームの行方を想像する。大体4点というビッグイニングを作られてしまった先発投手がそう簡単には立ち直れない。ところが土肥は2,3,4,5回を抑えてしまうし、美馬も2回に4点取られた後、3,4,5と抑えた。これでゲームは膠着状態になり、中継戦に突入。両チームの中継投手達が0に抑えていくんだが、限りなく点が入りそうな雰囲気の場面も入らず「拙攻合戦」の様相を呈してきた。マリーンズ投手陣は6回の酒居は完璧だったが、7回の松永はいきなり四球を出して、送りバントの恰好をしている茂木に対して3-0にしてしまうし、この時点で「失点するな…」としか思えない内容だったんだが、3-0になり、1球ウェイティングしてもらう事で、逆に本来バントで1死与えてもいいと思っていた相手が欲をかき、ワンストライク後のバントが失敗になった事で自動エンドランに切り替え、3-2からいい当たりのライナーを打たれているのにゲッツーが取れてしまう野球のふ・し・ぎ。松永は次の左の島内にもヒットを許し、本人的には限りなく「やらかしてしまった」としか思えない投球内容だったにも関わらず、東條にケツを拭いてもらった事により「無傷」だった。前日の試合も、「ここは東條か?」と思う場面で松永を続投させて、相手にやってはならない追加点を奪われたが、この日の松永は交代させるしかない状態だったので、ベンチも判りやすかった(笑)
逆にマリーンズも、6回は先頭井上がツーベース、7回は先頭荻野がフォアボールで大地が送って、8回も9回も1死後にツーベースが生まれ、投手側から見れば「スコアリングポジションに走者を背負っているのに、2つのアウトを取らないといけない」という1死2塁の状況に4イニング連続で相手を追い込んでいるのに、点が取れなかった。

10回は1死走者1,3塁という状況で「9番の捕手」という打順に廻ってしまった事が運の尽きだった。まさに「セーフティスクイズ日和」な状況になってしまい、太田に見事に決められた。そしてなおも2死2塁の状況で茂木を迎えたことでマリーンズベンチは申告敬遠を選択。これが結果的に失敗に終わるが、前の打席までの2人の結果&内容を見較べると「島内の方が嫌じゃね?」と思う感じもした。
茂木 1、本塁打 2、左飛 3、ニゴロ 4、二直 5、三振
島内 1、四球 2、二ゴロ 3、投安 4、投安 5、四球
茂木は1打席目こそ本塁打だが、あとの4打席は凡退。確かにセカンドライナーはいい当たりだったけど、あれは今日調子の悪い左投手相手だったもの。対して島内は前の打席でも益田のシンカーを見極めてフォアボールを選んでいる。このバッター、落ちるボールに対する対応力が異様に高いように映る。真っすぐとフォークが持ち球の南的には、そういうボールにモロい面を持ち合わせる茂木より、嫌な相手だったんじゃないだろうか?しかも、この日は母校の星稜高校の後輩たちが甲子園決勝で「北陸へ初めて深紅の大優勝旗を持ち帰る」戦いを繰り広げて、刺激を受けている選手でもある。マリーンズ的にはかなりヤバい選手を標的にしてしまったようだ…。勿論10回裏に岡の目の覚めるような一発が、5-4のままだったら飛び出していたかどうかは判らない。そにれしても8対4にしてしまった事はマリーンズにとって痛すぎる一発だった。ホークス戦で食らった今宮の逆転3ラン並に痛い一発だった。

イーグルスとはまた3ゲーム差に開いてしまった。週末に戦うホークスは主要メンバーが帰ってきて優勝にばく進中のチーム。ここで叩かれるようなことがあれば9月戦線に大きく乗り遅れる。初戦がボルシンガーか…すっかり中6日から中10日から11日空ける「1か月に3回」登板の投手になってしまった。ボルシンガー、涌井、石川といった実績のある3枚が総崩れで、よくここまで戦ってきたとも思えるシーズン。そろそろ刀折れ矢尽きるのか?

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