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ヒーローはバント失敗の清田?いや走者の角中か【田村は減点】

7/21 ZOZOマリン ロッテ 2ー1 オリックス  視聴方法:

藤田が解説の試合、初めて見たかも(前もやってましたっけ?)。
ところどころ「いや、そりゃ違うだろ?」っていう部分もあったと思うのだが、全般的にソフトで選手寄りの優しい解説。梅田ほどではないが、この山下という実況アナウンサーも昭和的なウザいアナ。自分ではよく判っていないプレーを「これは、藤田さん…」と解説者にマル投げして、語尾に「ですね」ってつけて、あたかも自分が知っていたかのように振舞う。

試合はボルシンガーと山岡の「投げ合い」になったが、山岡の方に分がありそうな内容だった。正直、ここ最近の山岡の状態を見ていれば「楽勝」と思っていたマッチアップだっただけに驚かされた。ミニキャンプでも張っていたのか?
ボルシンガーは可もなく不可もなくといった調子だったが、序盤のオリックスの「拙攻」…と言うより、走塁ミスの数々に救われたかも。もっとじっくり来られていれば、或いはもう少し守っている時間が長くなり、ボルシンガーの降板が早まってしまったかもしれない。ボルシンガーは抜群の安定感を見せてくれているけど、明らかに100球越したあたりからボールが上ずってくる傾向がある。特に真っすぐを投げる時に顕著で、単純に打者を警戒しているというより、投球フォームのバランスを崩して高目に抜ける球が増えてくる。昨日は前の試合の影響で、出来れば使う中継ぎ投手の数を最低に抑え、クローザーも休ませなければならない「命題」も抱えていた。ボルシンガーは最後だけ益田の救援を仰いだが、8回まで投げ切ったのだからほぼ満額「快投」ならぬ回答を出した。それもこれもオリックスの序盤の拙攻がもたらしたものかもしれない。

マリーンズもオリックスの上を行く、ヒドい走塁を見せつけた。数は向こうの方が上だったが、ヒドさ度合では圧勝。
7回裏の逆転後のシーン。2点取ってなおも1死1,3塁から藤岡が犠牲フライ確実なセンターフライを打ち上げたのだが、1塁走者岡田がタッチアップで2塁を狙った結果、3塁走者田村の本塁生還より前に2塁でタッチアウトになってチェンジが成立してしまうという
草野球…(よりヒドいかもしれない?)
プレーを演じてしまう。3対1になるところが2対1のままチェンジになってしまうのだから、展開上的にも「最悪」。
これセンターフライが上がった場合は、相手バックホームの経路上に向かう訳だから、細心の注意を払い、少しでもアウトになりそうだったらランダウンに持ち込む「心の準備」をした上で2塁に向かわないとダメだろ…3塁走者田村も完全に油断していて、「あの飛距離だったら、タリラリラーン」と、かなり抜いて走っていた。まあそう思うのも無理もない飛距離だったけど、岡田の大チョンボのせいで、こちらの手抜きも発覚(笑)勝ち越し打のヒーローだけど、印象は悪かった。

前日ノーヒットでお立ち台に上がった清田は、無事久しぶりの安打を1打席目に放ったが、この7回裏、先頭の角中四球出塁後の送りバントを決めきれず、またしても「仕事が出来ない男」の烙印を押されそうになるも、なんとか四球で出塁して後ろにつないだ。これが大きかった。ベンチの思惑通り「1死2塁」にしていると、おそらく「1点止まり」のイニングになっていただろう。これが「無死1,2塁」とチャンス拡大して2点タイムリーが産み出されるのだから、値千金の四球だった。前日の試合展開を考えると、この回一気に攻略しておかないと、同点止まりで延長戦に持ち込まれる可能性も出てくるわけだし、中継戦にしてしまうと相当分が悪くなるところだった。
山岡-山崎のバッテリーが相当1塁走者角中の動きを警戒していて、かなりの牽制球を放った。これでバッターへの集中力が低下し、山岡は制球を乱した。牽制死ギリギリのリードで揺さぶった角中が隠れた功労者。山岡は「走者が出た時の球速低下が課題」だったらしく、走者を背負うとナーバスになるようだ。甘くなっちゃいけないという思いが強すぎたのだろう。まあ、四球になる前に2-2から投げ込んだインサイドのボールはストライクだったと思いますけどね。この審判の判定にも昨日は救われたかもしれない。

次の伊志嶺の時から相手は山岡を諦め、吉田一将を投入。球数的には(山岡は)まだ行けそうな雰囲気だったけど、ベンチも「走者を背負った時の山岡」に対して信頼性が薄いのだろう。1死2,3塁で打席に立った田村は1-2と追い込まれたところから、決め球のフォークをうまくセンターへ返した。この場面、田村は最初からフォークに狙いをつけていたような気がする。2球目、3球目真っすぐでカウントを稼がれたが「ノー感じ」で見送っていたので、そんなふうに見えた。もっとも追い込まれてから狙いダマや対応を替えてくる打者が殆どなので、球種選択は結果論でしかない。それでも1-2からボールになるフォークをうまく拾えるという事は、真っすぐに対する比重が低いからこそ出来る芸当にも思える。いい場面で貴重なタイムリーを放つ印象が強い田村だが、「(勝負処で)腹を括った待ち方」をしているからこそ為せる技なのだろう。

 

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