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制球重視にシフトした二木の落とし穴

7/19 札幌ドーム ロッテ 3ー5 日本ハム  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

珍しく試合ド頭から終了まで通しで見れた。今日の解説は建山。個人的には今一番評価の高い解説者。同じサイドスローのピッチャーとしてアドバイスしてくれたおかげで、東條躍進の一因を作ってくれた恩人でもある。
さて今日の先発の二木について。何回か前の登板時に「球速を落として制球重視、小さくまとまる方向に向かっているが…」と危険な兆候であることを示したが、敵方の城石コーチにもその辺の情報は入ってるらしく、試合前のコメントを寄せていた。せっかく人並外れた体躯を持っているのに、すごく勿体ない。若いときからKOZAIKUに走ってたら、それこそナベQ先生に「引退間際の年寄りみたいなピッチング」と言われちゃうぞ!
二木VS日本ハム打線は、俺が4月に札幌ドームに見に行った時以来の対戦。奇しくも、またもや「ゴールデンフライデー」になった。朝ドラ「なつぞら」に出演中の福地桃子が始球式。哀川翔の娘さん。5回終了後のYMCAには婦警さんのカッコをした女性が参加していて、「1日警察署長でも務めている地元のアイドルかな?」と思ったら、脇に「ふりこめ詐欺撲滅」というボードを掲げたお巡りさんも一緒にYMCAを踊っていたので、ホンマモンの婦警さんのようだった。「HP」という略語があったけど「北海道ポリス」の略かな?なかなかかわいらしいルックスの人で、中継カメラはずっとこの人を追っかけていた。

試合に話を戻そう。二木は序盤からスライダーが抜け気味で、高目に浮いてくる感じだった。初回1番の西川と4番の中田の2人に四球を与え、5番渡邉に先制タイムリーを許すのだが、そもそも4番中田への3-2からの6球目にど真ん中にスライダーを放ってる時点で2点取られてもおかしくない出来だった(ファールに終わった中田が、明らかに「打ち損じた!」という表情を見せる)。渡邉に打たれたタイムリーも高目のスライダーで、このボールをどうしていくのかが、この試合のポイントと感じる初回だった。
ひとつ気になるのが、追い込んだ後のファイターズの打者達の対応というか反応だ。追い込んだ後に裏をかくように真っすぐで勝負をかけるようなボールを投げると、変化球にウエイトを置いて待ってるはずのバッターが、かなり遅れてバットを出しているのにカット出来てしまっていることだ。これが球速を落としたピッチャーの苦しいところだ。空振りが取れない。
結局二廻り目もスライダーをところどころで挟まざるをえなくなり、その出来は回復することなく、4回には中田に「こんどは許さん」とばかりに成敗された。

そして5回裏の致命的な2点。先頭清水はフォークを引っ掛けさせることに成功するが、コースが甘いので三遊間を抜けてゆく。でも大丈夫。次は我らがアンパイ・キヨミヤくん。ねちっこく繋いでくるファイターズ打線の中にあって、唯一のオアシス。砂漠で水を見つけたような、ダイハード打線の中で9番の鳥越に回った時のような安堵感(スマン、ゴエ!)。
壮大なスターウォーズのテーマに乗って打席に入ってくるが、ルークやハン・ソロ、ダース・ベイダーのような威圧感は全くなく、C-3POなみの癒しの存在。同期の村上があんなに打ちまくってたら焦りも出てくるだろうね…。
「お遊びはそこまでだ」とばかりに、西川につながれ、大田に2点タイムリーを浴びる。西川には8球粘られるのだが、前述のように追い込んでから投げた真っすぐを、かなり反応遅れてるのにカットされ、スライダーが使えないので苦し紛れのカーブを投げたりしていた。最後フォークでなんとかファーストゴロに打ち取るが、大地との3-1プレーが決まらず、1塁に生かしてしまう。これが猛烈に痛かった。ユーティリティと持ち上げられても、所詮急造一塁手。キャンプで数をこなしたわけでもないので、1塁へ駆け込んでくるピッチャーにトスするタイミングが合わない。もっとベース上に投げれていれば、二木が駆け込みながらキャッチして、いかな俊足の打者走者であろうとも殺せた打球だった。
6回も無得点に抑えたけど、代わった東條が先頭に四球を与え、次の渡邉の送りバントをしっかりダッシュして処理出来ているのに、2塁へ放らない…明らかに2塁で殺せるタイミングだったのに、キャッチャーも2塁を指示しなかったんだろうか?こういう細かい連携で、いくつもの綻びが見えた。

ま、でも角中、レアードの「個人技」で7回に2点を返し、試合は判らなくなった。角中はとにかくボール球の見極めが凄い。打率が低い時でもしっかり四球は取れるんだよね。角中が活きるのは、2番か3番だと思う。自ら走者を返す役回りよりも塁に出る方。一時、3番角中4番デスパイネが機能して、この2人のところだけで得点を奪ってた時代があった。2死からでも四球を取れれば、次の打者の長打で還ってこられる。
この2点差も、8回裏に追加点を奪われ、再び点差を広げられた。こちらも「四球」だった。大ベテラン田中賢介の貫禄の押し出し四球。考えてみると、田中靖洋もプロの世界ではベテランの域に入ってきているので、自分より年上の選手と対戦する機会はかなり減ってるはずだ。普段は「後輩」たちに対して上から目線で投げ込めているのに、久々に「蛇に睨まれた蛙」になってしまった。もうちょっと早いカウントで内側に投げられていれば…いや、行きにくいよね。

3連敗で再び借金3。2位3位を争うグループから離脱しないようについていかないと、どんどん苦しくなっていく。マーティン待ちか…。

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