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種市7回零封10奪三振、8失点の石橋が6回投げ切る理由

8/3 楽天生命パーク宮城 ロッテ 11ー2 楽天  視聴方法:RakutenTV パ・リーグSpecial 

こちらも10連戦、あちらも10連戦。ともにピッチャーのやりくりには苦労している者同士の対戦。雨天の振替ゲームを翌日に控え、久々に先発する投手同士のマッチアップになる「ローテの谷間」の前に是が非でも先発投手には長いイニングを放ってもらいたい背景があった。
種市は7イニングを129球被安打3の快投。奪三振10が足かせになって、球数が129まで伸びてしまったが、とにかく7回を投げ切り、ピンチらしいピンチも無かった。あったとすれば味方が2点先制してくれた後の直後、2死後に辰巳にヒットを許し盗塁されたところぐらいか。ここをど真ん中に真っすぐを投げ込んでいるのに3球三振に取れた。イーグルス打線に何の狙いがあったのか判らないが、とにかく見逃し三振が多かった。10個中6個が見逃しによるもの。種市のボールがキレキレだったのは判るが、そこまで厳しくもないコースに追い込まれても手を出さない所を見ると、「見逃し三振上等」の橋上戦略時代の遺訓が生きている部分もあるのかな?と思った(2ストライク後もボールを絞る待ち方)。

一方マリーンズは石橋に対して、早めの仕掛け。2回2点を先制する場面で出た4本のヒットは、いずれも2球目までに打ったもの。インサイドへのシュートが持ち味のピッチャーかと思っていたが、前回対戦でレアードにブツけてしまったことと、自分のイメージを裏切るためにも外中心の攻めをしてきていた。ただ曲がり球がゾーン内の甘いところへ来たり、フォークボールが浮いてくるところをマリーンズ打線が逃さず積極的に捉え、攻略した。核弾頭の荻野が石橋を得意としていることが解説席で話題になっていたが、軸回転打法で左方向への打球が多い荻野にとってはインサイドに食い込んでくる石橋のボールは合わせやすいのだろう。5回も先頭打者でインサイドのボールを捌きヒット性の当たりを放つも、ここは辰巳のスーパーファインダイブが飛び出し、凡打になってしまう。それでも昨日も対石橋2安打を積み上げ、
9打数4安打6打点 .444
対戦成績4割をキープ。その荻野の先頭打者出塁を相手好守によって防がれているのに、この回も3点を石橋から奪った。レアードを歩かしての角中3ラン。これは2球目のカットボールを振りに行ってファールになった後の、同じ球種が真ん中に入ってきたものだった。
石橋はもっと球数をかけてくるイメージ(位負けによるボールも含め)もあったが、ゾーンで勝負できると覚醒してきて調子に乗り始めてきた矢先のチームの連戦中の登板で、このような投球になったのかもしれない。そこをマリーンズ打線が逃さなかった。石橋は8点も取られているのに、マリーンズのこの超積極的攻撃により球数はやけに少なかったので6回を投げ切れた。

プロ初登板の相手・寺岡に7回8回は抑えられたが、9回は清田の3ランを含む5連打でプロの洗礼も浴びせた。この投手の投球フォームも変わっていて、左足を殆ど上げず、地上スレスレのところを這わせる「面白い試み」をしていた。打者側から見ると、投手の足を上げる動作はタイミングを合わせるための一つの目安になる瞬間だから、どこで振り始めたらいいのか初見では判りづらそうな投げ方ではある。プロに入るため、或いは生き残っていくために、ほんとみんなフォームを工夫してますね。
さて今日の試合は藤平VS西野。藤平はマリーンズとの開幕3連戦の3戦目の先発を勝ち取るも、早いイニングで降りて、次の試合も同様の結果で開幕後2試合の登板の結果だけで早くも下に落とされていた。西野はご存知の通り、中継ぎからの転身。中継ぎを続けていくには球威的に難しくなってきた部分もあったので、どれでもカウントを稼げる4球種のコンビネーションで抑えていく投球スタイルで、先発再転向をするには「いい機会」だったと思う。中継陣投入必至の試合になるので、どのタイミングで継投に入っていくのかがポイントになりそう。

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