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鹿児島では粘りの投球を見せていた酒居が走者を貯めてからのガツン…

4/21 メットライフドーム ロッテ 3ー9西武  視聴方法: BS朝日 

ジョニー黒木解説のBS朝日で視聴。ジョニーは酒居のことを「コントロールがいい」という事で一定の評価を与えていた。3回までは、ほぼ完ぺきだったが、味方が3点を取ってくれた後に変調する。

4回表にラッキーなヒット2本と大地の四球で1死満塁のチャンスを作ると、この日6番ライトで起用されていた平沢が右中間に走者一掃のスリーベースを放ち3点を先制した。前日は三木、そして平沢…藤岡とのショート争いで敗れた面々が外野に回らされながらも先発のチャンスをもらう試合が続いている。本職の外野手連中はヘコむよな。打率1割台のルーキーと内野手にポジション奪われているんだから(笑)そういや、三木、平沢の前はネモもレフト守ってたよな。外野手は打ててナンボのポジション。でもチャンスの与え方がちょっとおかしいような気もします(翔平や伊志嶺はよく判んないタイミングで下に落とされてましたよね?)

その裏酒居は3番の安打を皮切りに、4番5番に2つのフォアボールを与えて自ら満塁のピンチを招くと、下位打線に走者を返すバッティングをされてしまう。警戒警戒で走者を貯めたところで、ガツンとやられる。それにしても栗山にホームランを打たれるとは思わなかったな。前日から異様な集中力がある事を打席内の雰囲気からも感じる。栗山は昨年まではクレイジーケンバンドの「やらなきゃダメなのよ~」の出囃子で打席に入っていたが、今年から無音で入ってきている。投手と正対する側の右肩に不自然な力が入ってるような、壁として機能させようという意識が強かったのか、とにかく目立っていたが、今年はここが自然な状態になっているように見える。パッと見、栗山の変化で感じられるのはその辺。
酒居は次の回も3失点で降板。浅村の2ランが事実上試合を決めてしまう一発となった。カウント3-0になった瞬間、
「浅村は打ってくるぞ、浅村は絶対に打ってくるぞ、絶対に甘いコースでストライクを取りに行くなよ…」
とTVの前で念仏を唱えた俺。こういう時の悪い予感は見事に当たる。それにしてもモノの見事にホームランを打たれるもんだ。確かに3-0からス~ッとストライクを取りに行けば、やられる公算は強い。でもド甘いボールを見て打者は涎を垂らしながら「来た~!!」と思って振れば、力みすぎて「打ち損じ」も期待できるところ。今のライオンズのバッターは確実に仕留めてくるんだよね…2008年(GGやブラゼルが中軸を担い、おかわりがブレイクしてきた頃。ゴメス後藤が8番とか狂ってる打線でした)と雰囲気が似てる、なんて言われ始めたけど、あん時のはあくまでも「ブン回し」。今年の方が精巧な「ハンター」のような連中が揃ってるぞ!率の高さや機動力も使える所を見ると、2008年のブン回し打線より今年の方が上のような気も…。

7回にはすっかり調子を落としてしまった有吉が更に2点を失い、マリーンズ側は反撃の糸口も見つからないような試合に。菅野のみならず、元主将の5番・大地も気づけばジャスト2割の低打率。ただ大地の場合は出塁率は.329あるし、犠打を5個も決めている。5番で犠打が多いっていうのは攻撃のオプションも増える所なんだけど、四球で出塁出来ても、それを一気に返すタレントに乏しいんだよね…こういう打ち合いになった時には、四球で出る走者を得点につなげて相手にダメージを与えられる攻撃が出来ないと、差をつめていくことが出来ない。それが出来るのが今の西武打線で、4回裏はまさにそんな感じだった。もちろんマリーンズも大地の四球の直後に平沢が打てたことが大きかった。でも点差がついてしまうと、相手投手のプレッシャーもなくなってくるので四球も取りづらくなる。特に長打が少ないチームは顕著に、そうなる。結局は僅差で競るゲームをしていかないと勝機は見いだせないチームなのだから、スターターの責任は重大である。鹿児島での酒居は、2本のソロホームランを浴びたけど、ホームラン以外の得点は1点だけだった。粘りがあったのに、それから中5日で登板の昨日は「走者を貯めてガツン」。ライオンズ打線の方が上ということを差し引いても、「大胆さと慎重さ」の使い分けを間違わないようにして頂きたいものだ(3点差の段階で走者を貯めて一気に返されるという事は、山川・森のどちらかと勝負出来ていれば、もう少し違った展開に出来た訳だから…)

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