千葉キャッシュレス・マリン26

千葉ロッテ/千葉ローカル/LCC/キャッシュレス・電子マネー・ポイント

PICK UP

More

逆球キング酒居のエイヤーナイト

4/3 メットライフドーム ロッテ 3ー9西武  視聴方法: テレ玉 

2回裏のやられ方がハンパなかった。間違いなく今季最悪の形。ヒット、盗塁、ヒットで1点、また盗塁、またヒットで1点、またまた盗塁、またまたヒットで1点…しかも「またまた盗塁」の部分は源田の三盗。無死でイケイケになっている部分もあったので気楽にトライ出来る局面ではあったというものの、こうやすやすと三盗を許しているようではいけません。無死からの4連打で3点って…どんだけ効率のいい攻撃を相手に許しているのか?前の日に1死からの3連打で無得点に終わったマリーンズ打線とは対極にありすぎました。

正直2回裏の攻撃で「今日も負けたな」と覚悟せざるをえないものがありましたが、マリーンズ打撃陣も3回表にすぐさま3点を返し、2回裏の3点をあっという間に「帳消し」にしてしまう反発力を見せました。2死から荻野、加藤翔平が出塁して、奨吾の3ラン。武隈の失投を見逃さず、このワンチャンスをものにしたのは見事であると同時に、「ここは好調の奨吾を歩かすぐらいの気持ちで慎重に攻めるべきところだよなぁ…むしろ4番のアジャと勝負した方が確率は高い」と考えながら見ていたので、西武バッテリーの軽率さが目立った場面でもありました。よりによって一番好きなコースに投げてくれるかね(笑)

そして酒居が3回裏を抑えたことによって試合は判らないものになっていきました。このまま2点差を保っていけば終盤勝負に持っていける。仕事が出来ていないとはいえ、救援陣のビハインド組もお疲れでしょう。ビハインドの展開でも勝ち継投組をつぎ込んで、なんとしてもモノにしなければならない!そういった試合展開に持っていきたい分岐点になる5回裏でした。酒居も3イニング目ですから、この回までだったでしょう。なんとかこの1イニングをしのいでほしい…と思っていた矢先の痛恨の2死からの3失点。


打たれたおかわりの前の栗山で打ち取りたかったところですが、フォークを見切られたりファールで逃げられたりして結局四球で歩かせてしまいました。徹底してフォーク攻めしていこうとしていたのに最後に真っすぐを選択して、内側に構えた吉田の要求に力んでしまったのか、うまく投げ切れませんでした。
結局次のおかわりの時も、真っすぐが逆に行ってましたね。打たれる一つ前の2-1からのカウント球はど真ん中に行ってしまい、「やられた!」と目を瞑る位のど真ん中だったのですが、酒居の腕の振りが優ったようで空振りを取れました。しかし2球はラッキーが続かず、次の逆球はモノの見事にセンター右を破られました。
ストレートの制球が定まっていなかったのに、決め球にストレートを持ってきた意図は不明でしたが、ある意味酒居の持ち味とも言える部分だと思います。開き直って腕を振れること。エイヤー、って悪く取られる部分も多いけど(←お前がいつもチャかしてるだろって?)、胆力の現れでもあると思うし、逆球でいいボールが行く投手だっております。その典型がホークスの和田あたりでしょう。和田は浅慮なメディアや解説者からは制球力を褒め称えられたりする時がありますが、よく見ていれば逆球の多さに気付くはず。クラさんも「逆球がいいコースに決まればいいんです」的なことを常に言っております。
酒居は審判の判定に不服そうな時はいつもニヤついたりして不敵なところがあり、今の投手陣の中ではメンタルが強そうなタイプにも見えます。先発型かと思っておりましたが、案外救援の方に適性があるかもしれない…そんな事を思った酒居のエイヤーナイトを私は生涯忘れないでしょう。


1票!「勝手にまとめて「完」にすな!」と思ったら1票投じ下さい(マリーンズのブログランキングに飛びます)

結局、東條を出してお茶濁し。クセッ毛登場のクセ球ナイトは今日も…あ、でもうっとおしかった後ろ髪を切って今期に臨んでくれたので少しは見れるかも。去年までの東條は、石川共々「バリカンで刈り上げやりたい!」と何度思ったか。

COMMENTS

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 今回もベースボール通の鋭い考察ですね。

コメントはこちらから

*
*
* (公開されません)

Return Top